健斗さんはご自身をどのような性格だと思いますか?
木原
健斗
内気で、人前で話すのは苦手な性格でしょうか。
たしかにそうですね。健斗さんのような方はディグラム診断では『カウンセラータイプ』。内気ではありますが、優しくて気配り上手で懐も広いため周りからの好感度が高い性格です。そんな性格の健斗さんの、自分の強みを伸ばせたと思うエピソードを教えてください。
木原
健斗
大学時代に10ヶ月、フィンランドに留学していたのですが、その時に強みを伸ばせたと思います。
フィンランドでは英語でしゃべることが多かったのですが、そもそもヨーロッパの人たちにとっても英語は第二言語です。でも、僕よりうまく話すし、初対面でも臆せず話すので、留学当初は置いていかれる気持ちになりました。
ヨーロッパ系の方たちはどの国の方も積極的ですよね。
木原
健斗
そうなんです。僕もヨーロッパの人たちを見習おうと思いましたが、そもそも僕は内気な性格だし落ち着いているのでみんなのように陽気に振る舞えません。でも、聞き役にまわることが多い分、その場を客観的に見ながら会話できるのでその強みを活かして出来る範囲で頑張ろう、と開き直ってからは、逆に会話に積極的に参加できるようになりました。
海外の積極的な方たちに囲まれて、その場の空気を読むのが得意という本来のポテンシャルが開花したんですね。留学先でご自身を表現する力に目覚めたことが、今のご自身に活きていますか?
木原
健斗
はい、クリエーターとしての仕事をする上で活きています。相手に気持ちや、姿勢を伝えないといけない仕事なもので、内気なままでは損をしていたと思います。
あと、留学中に多様な経験をすることで、それまでは思ってもみなかった自分の好きなものや得意なものが見つかりました。日本を離れて自分を見つめる経験は、この先なにをやりたいのかを考える時間にもなりましたね。
どのようなことをやっていきたいですか?
木原
健斗
自分の表現が社会の中できちんと理解されて、自分も誰かも豊かになれるクリエーションができればいいな、と思っています。
そのために、既存のデザイナーやアーティストの職域に自分をあてはめるんじゃなくて、自分なりの仕事をつくっていきたいです。
健斗
あと、留学をきっかけにフィンランドのことをもっと日本の人に伝えたくなり、オンラインのセレクトショップをはじめようと思っています。フィンランドの人にも日本人の人にも喜んでもらえるようなショップにしたいです。