かずさんはご自身をどのような性格だと思いますか?
木原
かず
大雑把なところもありますが、几帳面でまじめですね。計画的に物事を進めるほうですが、楽天的なところもあって、保守的ではないです。挑戦や変革といった言葉が好きですね。あと、合理的なほうだと思います。
たしかにそうですね。かずさんのような方はディグラム診断では『アナリストタイプ』。論理性が高く、必要なものを合理的に取捨選択していけるので、ゴールに向かっていくのが得意な性格です。そんな性格のかずさんが、自分のポテンシャルが開花したなと思うエピソードを教えてください。
木原
かず
フィリピンとコスタリカに留学した時でしょうか。
卒業研究は国際的なNGOと実施したのですが、フィリピンの政府機関の協力も得ることができました。限られた時間と予算の中で、フィリピンのルソン島を路線バスで一周しながら環境データを計測し、レポートやHPを作成して単位として認められたのは、達成感がありましたね。
なるほど。異国でマルチタスクをこなす中で、合理性が開花したのですね。他に留学中にポテンシャルが伸びたと感じることはありますか?
木原
かず
東南アジア出身の同級生たちと留学生活を共にする中で、一見非効率に見えることでも全体として効率を生んでいたり、完璧を求めすぎることがかえって生産性を下げていることを理解し、カルチャーや生き方の違いを尊重できるようになりましたね。
留学先で多様な視点を持てたことが、かずさんの強みにもなっていそうですね。
木原
かず
そうですね。色んなコミュニティに身を置いてきたからこそ、多様な価値観を受け入れられたり、分野横断的な業務経験が長い目で見て活かしていけるんじゃないかと思っています。
留学後は経済産業省と環境省で、官僚の方々と席を並べて、気候変動交渉など国際案件を担当させていただきました。国会議員の秘書の経験もあります。現在は外資系の環境コンサルティング会社に勤めていますが、気候変動やテクノロジーなど、様々な要因で社会や経済の在り方が再定義されつつあるので、政官民それぞれの知見を掛け合わせて考えられることは強みになると思っています。
先を見据えた挑戦を続けられながらご自身の強みを伸ばされているかずさんは素晴らしいですね!ご自身のポテンシャルを活かして今後やっていきたいことはありますか?
木原
かず
「すべての人が生きやすい社会をつくっていきたい」と思っています。
気候変動対策は最も重要な課題だと思っていますが、人権や、ジェンダー、労働者の安全など、様々な社会課題が山積しているので、何事も合理的に物事を考える性格や留学経験を生かして、そういった課題にも取り組んでいきたいです。