車椅子で人生初の海外体験!
坂本波奈さんのハワイレポート!

  • 坂本波奈さん 高校2年生宮城県在住の17歳。
    生まれつき脳性麻痺で車椅子生活を送っています。
    「波奈」という名前の由来はハワイ語の「ハナ」。
    そんな縁から人生初の海外体験として、ハワイの美しい海をレポートしていただきました。

今回のコンテストで当選した時は、
どんな気持ちでしたか?

波奈さん:
コンテスト中はリツイートをしてもらうために、友達や色んな人に助けてもらいながらコンテストに挑戦しました!
例えばデイサービスの方にアドバイスを受けて、街なかでリツイートをしてもらえるように声をかけたりしました。その時知らない人も含め、沢山の人が応援してくれたのですごいことだと思ったし、応援してくれた人たちに感謝しています。
それでも、今回はリツイート数を競うコンテストだったので、自分が本当にハワイに行けるとは思っていなくて、当選した時には最初はすごく驚きました。当選したのが分かった瞬間、学校の先生や応援してくれた周りの人にすぐに連絡しました!
お母さん:
出来るだけ知らない人ではなくって、波奈の周りの人にリツイートしてほしいと思って、必要以上のことはしないようにしていました。でも、思った以上にコンテストで競うリツイートの数字が大きくなっていたので、最後には自分の友達にも頼んだりしてしまいました。笑

当選後、ハワイに着くまでの
時間はどうでしたか?

波奈さん:
当選してからは、ハワイについての本を読んで勉強したりしました。そこには、ハワイの人はアロハスピリットを持っていて、知らない人に気さくに話しかけたり、人に優しくすることが大切だと書いてあったので、自分もそう心がけようと思いました。
飛行機には、学校の修学旅行で大阪に行った時にちょっと乗ったことはありましたが、長時間乗ったことがなかったのではじめは不安でした。
けど、ANAのスタッフのみなさんが優しかったのでゆっくりできました。機内食などにも気を使ってもらえたし、好きなときにテレビや映画を観れるので楽しかったです!
お母さん:
車椅子ということで気を使わなければいけないこともあるかなと思い、色々調べました。日本ではバスを予約する必要があったりしますが、向こうでは待つ必要がないくらいすぐにバスが来て、車椅子のスペースも全部のバスに備わっていました。
障がい者用の駐車場もネットで調べたら、ハワイが許可した申請書がないと車を停められないという話もあったのですが、直接問い合わせたら大丈夫だったりもしたので、しっかりと調べることは大切でしたね。
ANAの飛行機の中は予想以上にバリアフリーが充実していて、足元が広い席を用意してもらえましたし、トイレは2人ぐらい入れるサイズだったので介助しやすかったです。あと波奈も言っていますが、やっぱりスタッフの方が何度も声をかけてくれた印象が強くて、そこが一番安心に繋がったかなと思います。

ハワイではどんなことを体験しましたか?

波奈さん:
障害のある子どもでも体験できるサーフィンがあったので、それを体験したのが一番の思い出です!人生で初めて海に入って、ライフジャケットも初めて着ました。
体験するまでは、サーフィンはすごくゆっくりで波に乗っているだけだと思っていましたが、実際に体験してみると波の勢いが強くて怖かったです。あと、初めての海だったので、海の水を飲んだ時にしょっぱかったのがびっくりしました。笑。
食べ物も思い出に残ってて、特にガーリックシュリンプとパイナップルジュースが美味しかったです。外で食べていたら鳥がすごく集まってきて、こんなに集まってくるんだ!ってびっくりしました。あと、料理の量も日本よりすごく多くて、一人で食べきれないくらいあったのもびっくりでした。
あと、ハワイ大学の見学に行ったのも良い経験です。東京ドーム21個分という広さがあって、体育館やジムが何個もあったのでびっくりしました。
お母さん:
ハワイ大学に行く時などは私が運転をしましたが、レンタカーのナビが日本語になっていたのでとても運転しやすかったです。それに、ハワイ大学には歴史ある建物も多かったのですが、どこでも車椅子用の通路や車椅子マークがあるので、バリアフリーが進んでるな、と思いました。
ちょっと広すぎてハワイ大学の中で迷ったりもしたんですけど、たまたま出会った年配の日本人の方がオススメの場所などを案内していただけたのが良い思い出です。

Airbnbの宿泊先での思い出はありますか?

波奈さん:
宿泊先には、ハンモックもあってバーベキューできるところもあって、すごくハワイを感じられました!特に泊まった部屋には、海の絵やヤシの木の絵が書かれているハワイアンなデザインでとてもテンションが上りました!
オーナーさんは面白いし優しいし、交流できたことでハワイでの旅がもうひと回り楽しくなった気がしてます!チェックアウトの挨拶のときに、母が日本では夏祭りに盆踊りを踊るんだよ、ということを教えたら、オーナーさんが踊ってくれたのがすごく面白かったです。笑
一緒にアロハのポーズで写真を撮ったりもして、、みんな優しい人たちばかりで別れるのが少し寂しかったです。

このインタビューを見ている皆さんに
メッセージをお願いします!

波奈さん:
初めての海外で不安なこともたくさんあったけど、ハワイはバリアフリーが充実していて、車椅子でも海外には行けるんだってことがわかりました!私と同じように障がいを持っている高校生にも、チャレンジして欲しいなと思います。
お母さん:
ハワイは本当にバリアフリーが充実しているし、渡航時間も長くないのでおすすめです。でも、やっぱり何かきっかけが無いと、海外旅行の最初の一歩を踏み出すのは難しいなと思います。私たちにとってのきっかけはこのコンテストでしたが、例えば、子どもと英語の勉強をしてみるとか、そういう些細なきっかけを持てると、視野を広げるチャンスをに繋がるかもしれません。

「#せかい部」とは、文部科学省が行う留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の取組みのひとつとして、高校生にまずは海外の魅力を知ってもらい、渡航の第一歩を踏み出してもらうことを目的としたプロジェクトです。
趣旨に共感した全国の現役高校生が「#せかい部 運営メンバー」として、高校生のための高校生によるこの新しいコミュニティーを盛り上げています。
/sekaibu/

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