留学内容
現在急速な発展をみせている人工知能分野の中で、主にディープラーニングについて学ぶ留学。具体的な内容は、自身の大学と共同研究を行っているスロバキアの大学で、教授や博士課程の指導員の下で人工知能について広く学び、院生の人工知能のがん細胞識別への応用に関する研究を手伝った。また、その人工知能や、ディープラーニングについて学ぶ中で、自身の研究テーマを見つけ、それを帰国後も研究を続け、卒業論文として発表すること。
最終更新日:2019年05月13日 初回執筆日:2019年05月13日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
現在急速な発展をみせている人工知能分野の中で、主にディープラーニングについて学ぶ留学。具体的な内容は、自身の大学と共同研究を行っているスロバキアの大学で、教授や博士課程の指導員の下で人工知能について広く学び、院生の人工知能のがん細胞識別への応用に関する研究を手伝った。また、その人工知能や、ディープラーニングについて学ぶ中で、自身の研究テーマを見つけ、それを帰国後も研究を続け、卒業論文として発表すること。
以前より漠然と留学に興味があり、実行するなら大学生の内でしかできないと思っていた。理系のため授業も忙しく、休学をしての語学留学等は学業への復帰が難しいと思っていたが、自身の計画で留学できるトビタテ留学JAPANの存在を知り、専門性を伸ばすための留学を決意した。
環境が博士後期の学生ばかりであったため、ミーティング等では、自身の知識不足と英語力のなさに落ち込むことも多かったが、日々勉強の中でわかることが増えていくことが嬉しかった。担当の院生と共に行っていた研究(説明可能な人工知能のがん細胞画像への応用)は、論文が学会にアクセプトされ、研究を手伝う過程で、研究者としての一連の流れを傍で見させてもらったのは、今後の自身の研究に生かせる良い体験になったと思う。
失敗を怖れない力
知識不足や英語力不足で、周りの話についていけなかったり、とんちんかんなことを言ったり、恥ずかしく思う時も多々あったと思う。けれど、留学の質を決めるのは自分自身だと思い、諦めて黙るよりは、失敗しても、恥をかいても、積極的に行動しようと、失敗を怖れない度胸はついた。
留学を終えて、人工知能の奥深さ、研究の面白さに気づいた。留学中は人工知能の医療分野への応用に関しての研究に携わったが、人工知能の応用分野は多岐にわたるので、その新たな可能性を探したいと思った。
2018年
5月~
2019年
1月
留学当初は、メンターの院生と教授の指導の下、基本的な人工知能全般に関しての勉強を進めつつ、ディープラーニングについて知識を深めた。8月末、発表者としてではないけれど初めて学会に参加させていただいて、研究者や学生のみなさんにとても良い刺激を受けた。手伝っていた研究は年始に終わり、帰国後論文の採択の通知を受けた。基本的には平日は研究室に通い、週末は友達と出かけたり、家でゆっくりしたり。周辺の国が近いのでバスや電車での小旅行も楽しめた。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 45,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 45,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
基本的に家族を大切にするところ。下宿をしている学生も、金曜日は早く切り上げ、週末を実家で過ごす人が多い。クリスマスホリデー中、友人の実家にお世話になったときは、家族みんなでプレゼント交換をしたり、少しおしゃれをして家でゆっくりディナーをしたり、親戚を訪ねたりして、本当に素敵な習慣だと感じた。改めて自分の家族をもっと大切にしようと思えた。お世話になった家族には本当に良くしてもらい、貰ったプレゼントは大切な宝物になった。
英語圏ではない国で、英語を話す人が多くない国では、少しでも現地の言葉を覚えておくと、現地に馴染みやすくなるかもです。留学先のスロバキアの公用語はスロバキア語で、若い人は比較的英語を話せても、年配の方は歴史の関係上、英語よりもロシア語を話します。私の場合、実際研究活動では英語しか使いませんでしたが、一歩外を出てレストランやショップなどに行くと、スロバキア語でしかコミュニケーションが取れない場面が多々あり、そんなときは英語ではなく挨拶程度でも現地の言葉で話しかけると、その後の相手の対応も良い感じがしました。どんな場所でも歩み寄る姿勢は大切だと感じました。