留学大図鑑 留学大図鑑

はた

出身・在学高校:
独立行政法人国立高等専門学校機構松江工業高等専門学校
出身・在学校:
独立行政法人国立高等専門学校機構松江工業高等専門学校専攻科
出身・在学学部学科:
電子情報システム工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年04月02日 初回執筆日:2018年04月02日

電力自由化を調査しよう

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • テマセクポリテクニック
  • シンガポール
留学期間:
3か月
総費用:
30,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

日本の電力業界では小売全面自由化や発送電分離の準備が進められている。また,日本の電力業界,研究機関は海外と連携を取り,原子力発電の問題を含む世界のエネルギー問題を解決しなければならない。一方,シンガポールの電力業界では1995年に発送電分離,2001年に部分自由化が始まっている。また,他国と共同で研究し,発電所を建設している。
留学活動は日本より早く進められている電力自由化の調査を目的とした。調査はフィールドワークで行い,インタビューや文献調査,目視で行った。また,事前に文献調査で日本より停電時間が短いことが分かっていたため,重点的に調べた。
一方で調査と並行し,Temasek PolytechnicのITヘルプディスクでインターンを行った。これは,海外の工学の学生と交流することが目的であった。
アポイントが取れず調査は苦戦したものの,インタビューの他にメールで返答していただくなど,相手に合わせて調査した。停電時間が短い理由として,技術的や電力会社関連の社会システムなど複数の理由が挙げられた。詳細は島根県の発表会にて話した。

留学の動機

高専の本科から専攻科に進学し,変わらない勉強する状況に危惧を抱いていた。きっかけはその時に先生からトビタテを教えてもらったことである。もともと留学に興味はあったが,金銭面や海外に行ったことがないことが不安で応募しなかった。

成果

留学で苦労した経験はインタビューのアポイントを取るために苦労したことである。インタビューのアポイントを取るためメールを送り始めたが,返信が二十数社中1社しかなかった。そのため友人などに相談し,メールの内容を興味が引けるよう推敲した。
この経験から社会人の行動原理が日本と異なることを改めて認識した。このことからその国の習慣を理解した上で相手に交渉しなければ,海外では望むものが得られないと学んだ。

ついた力

伝える力

どんな手段を使っても伝える力である。私は英語が苦手であるため,留学開始時は意思疎通が困難であった。またシンガポールは英語以外の言語を混ぜて使う人も多かった。
留学開始時,家の大家さんと家賃の話をする際や銀行の口座開設をする際,拙い英語であるため手間取った。そこでメモしたノート等を使いながらプレゼン方式で説明や質問をすれば通じた。
また英語以外の言語は聞くたびに調べ,場合によっては使用した。

今後の展望

もともと留学前から電力業界に進みたいと考えていた。留学後でもその気持ちは変わらず,電力業界に就職予定である。留学の経験を日本の電力業界に役立てていきたい。

留学スケジュール

2016年
3月~
2017年
3月

シンガポール(シンガポール)

留学活動は日本より早く進められている電力自由化の調査を目的とした。調査はフィールドワークで行い,インタビューや文献調査,目視で行った。また,事前に文献調査で日本より停電時間が短いことが分かっていたため,重点的に調べた。
一方で調査と並行し,Temasek PolytechnicのITヘルプディスクで3ヶ月インターンを行った。これは,海外の工学の学生と交流することが目的であった。ITヘルプディスクに所属している学生とwifiの強度の調査等を行った。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

40,000 円

Temasek Polytechnicの学生と
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

40,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

お世話になった友達とのエピソードである。彼との出会いはなんと将棋協会のシンガポール支部である。シンガポールに将棋協会の支部があるとは思わなかったため,興味を持ったのでイベントに参加したときである。案の定周りは日本人であり,年が近そうな彼と将棋を指すことになった。しかしながら,話した時彼の話す日本語に違和感があり出身地を聞いてみるとシンガポールだった。それから意気投合し,日本語や将棋を教える代わりに,英語を教えてもらったり観光地を案内してもらった。

お世話になった友達と将棋

住まい探し

  • 住まい探し : ホームステイ

留学はできる限り準備して行ったほうが良い。しかし準備する中で人によって困難になるものは住まいである。受け入れ先に寮がなかったり,ホームステイ先を斡旋してもらわず,自力で住まいを探す人向けである。基本的に国ごとで違うためトビタテ経由でその国に行ったことがある方に聞くことが大事である。シンガポールの場合であるが,日本人向けの複数のホームステイ受け入れサイトがある。これはシンガポールの方が日本人に部屋の一室を貸し出したいということで応募している。そのサイトを私はシンガポールに行っているトビタテ生に聞いた。また実際に部屋を見ないと安心して決められないという方もいると思うが,即日で部屋を見てから決めことができるところもあるのでぜひ利用してほしい。

留学を勧める・勧めない理由

私は留学を勧めます。留学には困難があります。まず行く前にもあるでしょうし,留学に行くと決めることも勇気がいると思います。私はそのことに意義があると思います。留学では将来やりたいことに沿ったことを学ぶこともできます。しかしながら,もし留学で行ったこととは違うことを将来することになっても,留学で直面した困難は身になってると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学中,日本ではなかった困難があります。その中でモチベーションやストレスのコントロールは難しくなると思います。しかしながらその困難はあなたにとって経験したことがないことであり,日本では味わえないものだと思います。是非その状況を楽しんで貰えると嬉しいです。心身に気を付けて,あなたの目標が達成できるよう応援しています。頑張ってください。