留学内容
日本の電力業界では小売全面自由化や発送電分離の準備が進められている。また,日本の電力業界,研究機関は海外と連携を取り,原子力発電の問題を含む世界のエネルギー問題を解決しなければならない。一方,シンガポールの電力業界では1995年に発送電分離,2001年に部分自由化が始まっている。また,他国と共同で研究し,発電所を建設している。
留学活動は日本より早く進められている電力自由化の調査を目的とした。調査はフィールドワークで行い,インタビューや文献調査,目視で行った。また,事前に文献調査で日本より停電時間が短いことが分かっていたため,重点的に調べた。
一方で調査と並行し,Temasek PolytechnicのITヘルプディスクでインターンを行った。これは,海外の工学の学生と交流することが目的であった。
アポイントが取れず調査は苦戦したものの,インタビューの他にメールで返答していただくなど,相手に合わせて調査した。停電時間が短い理由として,技術的や電力会社関連の社会システムなど複数の理由が挙げられた。詳細は島根県の発表会にて話した。