留学内容
感覚マーケティングとは、五感と消費者行動の関係を調べる分野のことで、スマホアプリの乗車サービスであるLyftが、どうすれば業界トップのUberに対抗できるのかについて、視覚と聴覚の観点から考えました。視覚では、CMにLyftの特徴的なピンクを積極的に取り入れることを提案しました。ピンクは親しみやすい色で、わくわくした感情を引き起こすという研究があるからです。聴覚では、スマホでLyftを呼ぶとき、車に乗るとき、降りるときに、短い音を出すことを提案しました。CMや友人のスマホからその音が聞こえる度に、Lyftを連想するようになるからです。また、感覚マーケティングの勉強とは別に、いじめや過労死などの自殺問題に強い関心があったため、全米自殺防止財団のミシガン大学支部でOut of the Darknessというキャンパス・ウォークを開催しました。当日は参加者全員で大学のキャンパスを歩き、自殺問題とメンタルヘルスの意識を高めました。前回のウォークは参加者が250人、寄付金が28,000ドルでしたが、8か月間、募金活動やウォークの宣伝を積極的に行った結果、今回は1,001人の参加者から、106,862ドルの寄付金を集めることができました。これは全米200の大学のウォークの中で史上最高額です。寄付金の半分は全米自殺防止財団に送られ、残り半分はミシガン大学の学生のメンタルケアに使われます。