留学大図鑑 留学大図鑑

ほっつ

出身・在学高校:
沼津工業高等専門学校
出身・在学校:
金沢大学院
出身・在学学部学科:
機械科学専攻
在籍企業・組織:

私は大学留学ではなくインターンシップ留学(半年間のトビタテ期間中ずっと企業でインターンシップ)していたので、海外で働く経験とか話せます!あとニューヨークでの暮らしの様子も。


最終更新日:2018年07月23日 初回執筆日:2018年07月23日

ソフトウェアエンジニアインターン

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Cultural Vistas
  • アメリカ合衆国
  • ニューヨーク
留学期間:
6ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC830点、TOEFL55点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC830点、TOEFL73点>

留学内容

留学の目的は、「海外で働く経験を得ること」

理系学生のほとんどが大学卒業後そのまま大学院へ進学する中、私は周りと違うことをしようと思い、院へ進学する前に一年間休学して就労経験を得ることにした。当時から将来は海外で働くことも考えていたので、インターンシップ留学という形で海外での就労を一足先に経験する事にした。そこでIAESTEという理工系向けインターンシップ斡旋プログラムに応募し、少し無理を言って長めの期間のインターン先を紹介してもらった。実際のインターンシップ内容は、とあるNPOのIT部署で自社Webサイトを保守・運用するお仕事で、最初は英語に苦しみながらも求められたアウトプットをちゃんと出し続けて何とか乗り切った。英語が上手くなくてもちゃんと仕事できて曲がりなりにもお給料を貰えていたのは、プログラミングというもう一つの世界共通語を話せたおかげであり、「海外でもやっていけるんだな」と感じれたのはとても大きな収穫だった。他にも現地の人達の考え方や文化の違いなど、日本にいただけでは知り得なかっただろう事を実際に目で見て肌で感じたという経験は、非常に変えがたいものである。

留学の動機

将来は海外で働くことを考えているから。

成果

「海外でもやっていけるんだな」とわかったこと。

ついた力

なんとかする力

留学中はさることながら、留学前の準備期間中から無理難題が多く出てくる。それでも”なんとかして”乗り切った事が何回もあった。例えばインターン先とのSkype面接で、本当はやった事ないプログラミング言語だったが「やったことあります」と答えて、インターン受かってから勉強始めて必死こいて間に合わせたこととか。

今後の展望

将来は日本だけではなく世界中で展開するサービスに携わりたい。

留学スケジュール

2017年
6月~
2017年
12月

アメリカ合衆国(ニューヨーク)

とあるNPOのIT部署にて自社Webサイトの保守・運用

私はIAESTEという、各国の学生達を海外インターンシップという形で交換留学させるプログラムに参加したのだが、たまたま同時期に同じくIAESTEを使って同部署にインターンしに来た同い年のポルトガル人がいた。彼は同い年であるにも関わらず英語もプログラミング能力もどちらも既にハイレベルであり、途中からインターンとは別で仮想通貨関連のビッグプロジェクトに参画したりしていた。世界にはこんな人がいるのか…!と驚いたと同時に、自分も負けてられないなと良い刺激をもらった。負けじと私も昼間のインターンとは別で、帰宅後は米国のオンライン教育サイトUdacityで自動運転プログラミングを学んでいた。もちろんそれも全部英語で。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

100,000 円

同い年の優秀なポルトガル人の友人と。インターン開始時と終了時
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

100,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

(1)言語
まず最初に衝撃を受けたのは、英語が全く聞き取れなかったことである。留学前は英語に関して得意だと自負していたが、いざ現地に着いてみると全く聞き取れない。そんな状態でもなんとか仕事ができたのは、プログラミング”言語”を読んで書くことができたからであり、この事は自信となった。しかし同い年の優秀なポルトガル人が会社に加わり、英語もプログラミングも両方ハイレベルな同年代を目の当たりにし、負けてられないと自分に活を入れた。

(2)時間
トビタテからは確かに物質としてはお金を受け取っていたが、お金ではなく、私は”時間”を貰っていたと考える。どういうことかと言うと、夢を語ってお金を引っ張ってくることにより安定した暮らしができ、余計なことを心配せずに自分のやるべきことのみに集中して時間を投下できるようになったのだ。だから見た目ではお金を貰っていても、本当に受け取っていたのはその一歩先の、貴重な体験という”時間”である。

(3)挑戦
留学中に職場近くでの2回テロ事件が起きた。明日死ぬかもしれないと意識してより一層時間を大切な資源とみなし、残りの人生(=時間)で一つでも多くのことへ挑戦すると意識を変えた。五体満足で健康に生きているだけでも十分恵まれた条件であり、私たちには挑戦する時間が与えられている。

通勤途中で起きたテロ事件。街は消防隊だらけで駅も封鎖

早め早めの情報収集を!

  • 単位・留年 : 休学・留年

大学院で留学する多くの理系学生は、修士1年と修士2年の間を休学して留学する。しかしそれだと研究が一旦ストップしてしまうので、それならば学部4年と修士1年というキリの良いタイミングで休学&留学する方が良い……という考え方は実は自分のアイデアではなく、とある先輩からたまたま教えて頂いたものだった。
その先輩自身も実際に学部4年と修士1年の間に休学して留学しており、色々当時のアドバイスを聞きながら、私も大学院受験前の研究室見学のときから「留学のために修士1年目をいきなり休学したいのですが良いですか?」と教授に聞いて回った(大体の研究室はOKだった)。特に私は外部の大学院を受けようとしていたので、新しくお世話になる教授への事前確認は尚更重要だった。
このように早め早めの準備行動を起こせたのは、たまたまその先輩から貴重な情報を得ていたからであって、そもそもその先輩も最初から知り合いだった訳ではなく、色々留学情報を集めてる最中にたまたま紹介された先輩であった。結果的に「留学してみたいな〜」と漠然に考え始めていたときには想像もしていなかった形での留学となったが、非常に良い選択をできた。当然、この自分に最も合った情報を手に入れるまでには他の多くの情報にも触れた(経験者に話聞き行ったり、説明会行ったり、ネットで探したり)。その中で最終的に自分に使える情報はほんの一握りしかないので、早め早めに情報収集を始めることをオススメする。

留学前にやっておけばよかったこと

英語の勉強。
ちなみに私はFRIENDSという海外ドラマ(フルハウスみたいなシチュエーションコメディ)を英語字幕で見て現地でも勉強していた。作中の英語が聞き取れなかったとしてもドラマのシーンで何となく雰囲気は掴めるので、英語字幕でも理解しやすい。

留学を勧める・勧めない理由

勧める理由:日本だけで閉じこもってられない、と考えれるようになる。

勧めない理由:なし

これから留学へ行く人へのメッセージ

無駄だったなと思う時間は恐らく今まででいくつかあると思うが(例えば大して面白くもなかった飲み会やアルバイト等)、留学という時間は絶対に無駄にはならない。その事を踏まえた上で最後に私の好きな引用を紹介したいと思う。

"I'll never be as young as I am today. Today is the youngest day of the rest of my life."