留学内容
がん免疫分野の研究室に3ヶ月のインターンシップを行い、がんワクチンに関する研究の手伝いや自分の研究テーマをいただき、計画的に研究を行いました。最初は基礎的な知識が足りず、論文を読んだりするのも大変でしたが、自分の行ったテーマにおいて最終的に結果を出すことができ、この研究分野において少しは役立つデータを残せたかと思います。
最終更新日:2019年01月04日 初回執筆日:2019年01月04日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 885> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
がん免疫分野の研究室に3ヶ月のインターンシップを行い、がんワクチンに関する研究の手伝いや自分の研究テーマをいただき、計画的に研究を行いました。最初は基礎的な知識が足りず、論文を読んだりするのも大変でしたが、自分の行ったテーマにおいて最終的に結果を出すことができ、この研究分野において少しは役立つデータを残せたかと思います。
将来のキャリアを考える上で、私はアメリカで働いてみたいという思いがあったのですが、アメリカでの生活を経験せずにはそれの決断もできないし、また臨床医として働くか研究医として働くかも決めかねずにいました。なので今回は学部の医学研究インターンシップというプログラムを利用して留学することとなりました。
研究において最初は知識が足りないことから手も足も出なかったのですが、自分の研究テーマの実験を遂行することによりだんだんやりがいを見つけることができ、最終的には結果となるデータを残せてそれに基づいた考察も行うことができました。
海外で生き抜く力
研究では知識が足りず、また英語でコミュニケーションを取ることにもストレスを感じていたのですが、海外の地で知識はなくとも実験の成果を残せたことは大きな自信に繋がりました。またアメリカという異文化でバスの遅延が起こったり食生活が合わなかったりしても3ヶ月生活することができたので、どこでも生き抜く力を手に入れれたかと思います。
将来のキャリアを考える上で、今回の研究現場での体験やアメリカでの暮らしはとても貴重な判断材料になりました。これらを生かして将来の働き方を考えるとともに、この貴重な体験をすることの大切さを後輩たちに伝えたいと思っています。
2018年
5月~
2018年
7月
がんワクチン、つまりあらかじめマウスに打つことでがんの生着を防ぐことのできる物質の研究を、免疫学の教室に3ヶ月配属し行なっていました。私が具体的に行った実験は、ワクチンとして中程度の作用を持つものと、抗がん作用が認められている糖尿病治療薬、メトホルミンを組み合わせて使うことでより良い効果が得られるかを見るものでした。結果的にメトホルミンとの併用による効果の増強は認められませんでした。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
アメリカでの研究は思っていたよりかなり大変なものでした。できると思っていた英語もやはり専門的な研究の分野においては意思疎通をすることが大変で、また最初の頃は論文や教科書を読んでばかりで実技もさせてもらえませんでした。ラボに行くのが憂鬱になるような時期もあったのですが、指導を担当してくれた研究員の方は女性の方で、こういった悩みを素直に話すと、まだ学部の三年生なのだから知識がなくて当然。誰もそこを責めたりしないよ、と話してくれたのにとても勇気付けられました。その後、私に自分のプロジェクトを与えてくれたり、研究において手技や知識などたくさんサポートしていただきました。最後にプレゼンをした頃には私も大きな達成感に満たされました。留学において適度に人に頼るのは悪いことではないと思います。みなさんもぜひ周りの人に頼ってみてください。必ず力をくれる人がいます!
アメリカでの食事は日本とは大きく異なるものでした。日本ではコンビニに行けば手軽で美味しい食事ができますが、アメリカでは物価が高く食生活も異なるのでとても困りました。
また私のホームステイ先はベジタリアンで肉の調理もできないのに、スーパーで出来合いを買う、といったこともできませんでした。
解決法としては、日本食のスーパーでお米や豆腐を買って食べたり、大学の食堂で普段食べられない肉や魚を食べるようにしていましたが、やはり自炊できる環境などがあるところへ住むことをお勧めします。スーパーなどで食材を手に入れ食べやすいように調理することが1番の解決策かと思います。
アメリカ合衆国への留学ガイドを見る