留学内容
政治学における最新の研究手法を身に着け、日本の政治、特に世論を理解するための研究に活かす、というのが留学の主な目的でした。2015年に、標準年限は5~6年程度である正規の政治学博士課程に入学し、一からの博士号取得を目指して現在が4年目です。アメリカの博士課程では、最初の2~3年をコースワークに費やします。研究に取り組む前に、学部の時よりもさらに密度の濃い、少人数で発言が要求される講義を集中的に受講し、研究能力を身につける狙いです。4年目の今、本格的に研究に取り組んでみて、過去3年間に積み上げてきた知識と経験の大きさを感じています。じっくりと理解を深めた先行研究と研究手法を基に、より意味のある研究をしている実感があるからです。今後は研究をさらに進め、2年以内に博士号取得を目指す予定です。