留学内容
文化活動・政策が盛んな都市の大学や公共文化空間(博物館・美術館・劇場・図書館・公園・放送局・マーケットなど)で「まちづくり」の手法を学び、日本のまちづくりにおける文化政策や文化資源の有効活用についての構想を深める。
最終更新日:2020年06月10日 初回執筆日:2020年06月10日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検1級, TOEIC 990点, IELTS8.5, など> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
文化活動・政策が盛んな都市の大学や公共文化空間(博物館・美術館・劇場・図書館・公園・放送局・マーケットなど)で「まちづくり」の手法を学び、日本のまちづくりにおける文化政策や文化資源の有効活用についての構想を深める。
今まで様々なまちを訪れたことや在籍大学での公共政策の学びを通して私は、住みやすく、人々を幸せにし、自分の文化や歴史に誇りと豊かさを感じることのできる「まち」とはどのようなものなのか考えを巡らすようになり、そのためには政策や制度的なことだけでなく、本来の文化事業の理念や現場のことを知ることによって文化資源の活用と手法を学びたいと思ったため。
留学先が「もっと良いところ」と考えがちだが、実際に留学を経験してみて、日本と留学先、それぞれの良さがあることもよくわかり、物事を多角的に捉える批判的思考の大切さを感じ、これは留学しなければ得ることのできなかったことだったと思う。
諦めない力
イギリスの大学では日本での大学より授業コマ数が少ない割には読書課題が膨大であるのに加え難解だったため時間が足りず、学習スタイルの大きな違いを感じて戸惑うことも多くあったが、自分の学問や実践活動に対する軸・熱意・信念を持ちつつ、今までとは違ったやり方で学問に向き合うという新たな経験ができ、ひとまわり大きくなって帰ってくることができたと思う。
世界各国の公共文化空間を訪れてきた経験や留学を通して改めて幅広い市民が文化を楽しむ体制があまり日本国内では整ってないと感じるため、日本のまちづくりにおける文化政策をより開かれたものにするため留学での経験や学びを活かしながら日本に合った構想を考案したい。
2018年
7月~
2018年
7月
-活動内容-
公共文化空間でのフィールドワーク
小学生への日本発信プログラム
フードデリバリーなどのボランティア
NGO訪問
↓
-成果・効果-
アメリカではNPOやNGOの活動が特に活発で、企業も企業の社会的責任(CSR)活動の一環で慈善活動に携わっていることを感じ、まちづくりにおける市民の積極的参加が見られ、これがより良い官民協力とまちづくりに繋がるのだとわかった
自分の大学のOBOGをはじめとした人的ネットワークを広げられ、ネットワーキングの大切を痛感する
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2018年
9月~
2019年
6月
-活動内容-
ロンドン政治経済大学 (2019年QS世界ランキング Social Policy and Administration 部門 1位)での交換留学
大学外では公共文化空間でのフィールドワーク
日本語ボランティア
↓
-成果・効果-
世界屈指の大学で自分の専攻である公共政策と開発学についての知見を深められた
まちづくりの国で最先端の研究に触れられた
ロンドンの一市民として現地の人々と交流し公共文化空間を活用できた
公共文化空間における教育プログラムやイベントを通して文化施設や現地の人々と交流し、文化資源の活用と手法のヒントを得ることができた
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2019年
7月~
2019年
7月
-活動内容-
歴史博物館でのインターン
展示説明やパンフレットの和訳・英訳
次の企画展のための日本語資料を調査し、韓国語に翻訳
キャプション作成
展示室や収蔵庫の管理
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-成果・効果-
韓国の文化政策や公共文化空間に対する理解を深められた
日韓関係が芳しくない中、日本人だからこそできるミクロのレベルでの日韓関係改善にも尽力できた
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
ロンドンでの長期間生活では大好きなWest Endミュージカル や Shakespeare劇もたくさん見ることができて文化政策を研究している者としてだけでなく純粋なミュージカル好きとして劇場に「通う」ことが実現できた。Official London Theatreによる当日券の価格の求めやすさと入手のしやすさには感銘を受け、数多くのミュージカルを観劇できたことは忘れられない思い出である。さらに、終演後に楽屋口で待つと舞台を終えた役者さんが退勤する際にサインを書いてくださったり、一緒に写真を撮ってくださったり、自分から直接役者さんに公演の感想などを伝えられる。これらの点においてWest Endミュージカルは市民に開かれた世界であり距離がとても近い。Theatrelandという名前も付いているように地域一帯が劇場で溢れていて人とまちとミュージカルの深い繋がりを感じた。
渡英する約2週間前に留学予定の大学から学部配属のメールを受け取ったが、出願したときの学部と全く違う学部に配属されてしまっていた。メールが来て即座に担当者に問い合わせをしても授業が始まってからしか変更申請はできない、変更できる保証もない、と言われた。自分はその学部に所属しながら勉強することが留学の大きな目標の一つだったため全く関係のない学部に配属されて行く前から早々「何で私は留学行くのだろう…」と思い始めて、留学の意味が見出せなくなっていた。モヤモヤした気持ちのままロンドンに着いたその日に大学に行き交渉をし、でも1ヶ月後にしか手続きは始められないと言われ、くじけそうになったが、その後からも粘り強く手続きを耐え、紆余曲折の長い月日を経て幸い自分が当初から出願していた学部の所属になった。他にも同じようなトラブルに遭った交換留学生もいたが、彼らは煩わしい手続きをしたくなかったためへ申請しなかったらしい。しかし、私は学部と指導教授と紐付けされていることや自分の留学目的を実現したい気持ちがやはり強かったので事務手続きが予想以上に大変でも頑張った甲斐があった。
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