留学内容
【”心で開いたアート展】
「ベトナムの障がい児専門の託児所でアート展を開く!」—これが私の留学テーマだった。しかし、言語の壁やそもそもの企画の無謀さ等、人生最大の壁が目の前に立ちはだかる。自己嫌悪に陥り、自身の未熟さや弱さと向き合う日々が続いた。そんな中、別のプロジェクトで他の国に渡った時に、現地の子ども達に絵を描いてもらうイベントを開いた。楽しそうに笑顔で絵を描く子ども達の姿を見て、心が動く。そうだ、私がやりたかったのは、ただのアート展じゃない。私の人生を変えてくれたあの施設の、みんなの”笑顔”が見たくて、ベトナムに来たんだ。
ベトナムに帰国後は、ベトナム人の友達やベトナム語の先生に手伝ってもらい、アート展のプレゼンを製作。開催を渋っていた施設長や先生方を説得し、最終的にはアート展を開催することが出来た。
当日の施設は、子ども達の満面の笑みと、色とりどりの作品が輝いていた。今まで目にしてきた光景の中で、一番眩しかった。