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出身・在学高校:
洛星高校
出身・在学校:
千葉大学
出身・在学学部学科:
デザイン学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月22日 初回執筆日:2019年11月22日

プロトタイプを通じて課題発見力を養う留学

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Integrated Design Course, College for Creative Studies
  • アメリカ合衆国
  • デトロイト
留学期間:
12ヶ月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 900,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC 945> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

アメリカのCollege for Creative Studiesでデザインを学んできました。私が所属していたIntegrated Design Courseでは物語をプロトタイプ(試作)することを通じてデザインを作り上げるという新しいデザインプロセスを実践している場所でした。私はそこで現地企業と共同で行うPBL型の授業に参加し、1セメスターを通じて物語を通じたプロトタイプから課題発見する方法論を実践的に学び身につけることができました。Coolege for Creative studiesは現場を大切にしている大学であり、プロジェクトでは実際にプロトタイプを製作するだけではなく、そのプロトタイプをターゲットユーザーとして想定していたデトロイト市民に使ってもらう場を設け、そこから気づきを得ることができました。これがまさに私が留学を通じて学びたかった「プロトタイプからの課題発見」であり、この経験を得られたことはこの留学の大きな収穫だと思います。

留学の動機

日本の大学でデザインを学ぶ中で、「課題解決」よりも「課題発見」でつまづくことが多く、どうすれば良いかと悩んでいました。そんな時に海外大学を視察した方から海外ではプロトタイプから課題発見を行う新しいデザイン教育を行っているという話を聞き、日本にはまだ未上陸のそのデザインプロセスを学びたいと感じたことが留学のきっかけです。

成果

プロトタイプを実際のユーザーであるデトロイト市民に使ってもらい、そこから気づきを得るという経験を繰り返し積むことができたことはこの留学の大きな成果だと思う。またプロジェクトのチームメンバーでディスカッション中にチームが行き詰まった際、自分の一言が行き詰まりを解消するきっかけとなり、そこからリーダーシップを発揮することができたことも自分に自信をつけるきっかけになった。

ついた力

人に頼る力

留学前は人に何かを頼むと面倒に思われるんじゃないかと躊躇うことが多かった。留学中は日本で当たり前にできていたこともできないことが多く、人に頼らざる得ない機会が多々あったことから本当に必要な時は誰かを頼る勇気が身についたと思う。

今後の展望

ものづくりを行う日本の企業で新しい課題を定義できるデザイナーとして働きたい。

留学スケジュール

2018年
9月~
2018年
12月

アメリカ合衆国(デトロイト)

College for Creative StudiesのIntegrated Design Courseで、シナリオデザインについて学んでいました。学校では企業との共同プロジェクトに参加し、デトロイト市民をユーザーとして想定したデザイン提案を行いました。プロジェクトでは実際にデトロイト市民に製作したプロトタイプ(試作品)を使ってもらう機会もあり、より実践的なデザインプロセスを学べたと思います。

生活面では大学の寮で暮らしていたこともあり、授業後は友人と談話室でデザイン制作を進めたりするなど、友人と近い距離で生活できた点が、友人関係を育むという点で良かったなと思います。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大学の学生の作品ウォールです
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
2月~
2019年
7月

フランス(パリ)

Ensci Les Ateliersで工業デザインについて学んでいました。学校では実際にプロとして働いているデザイナーが講師を務める企業との共同プロジェクトに参加し、ホテルにやってくる若いゲスト(3歳から8歳)に向けたプロダクトデザインの提案を行いました。実際に現役で働いているデザイナーからのフィードバックはとても的確で、プロのデザイナーとして働く擬似体験ができたことがとてもよかったです。

生活面ではホームステイをしていたので、フランス人のライフスタイルを間近で見ることができたことがとても良かったと感じます。特に友人を呼んで夕ご飯を食べるなど人間関係を大切にしている文化には影響を受けました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大学のアトリエ風景
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

パリは東京と同じく大都市で、生活には便利だけと人とのつながりが希薄で住みづらさを時折感じる街だと感じました。その一方で街の所々にウィットに富んだユーモアが隠れており、それを見つけた時はいつも嬉しく感じます。写真はその一つで家の近くのバーでは酔い潰れたくまさんがお客さんを迎えてくれます(笑)。こういったユーモアを発見する瞬間瞬間でフランスのことがどんどん好きになっていきました。

ホームステイ先の近くのバー

会話の弾まないシェアルーム

  • 住まい探し : 学生寮

アメリカでは寮の3人部屋に住んでいましたが、他の2人のルームメートがとても静かで部屋にいつも気まずい沈黙が流れていました。打開策で(単純ですが)日本から持参したお菓子をシェアしたところ、会話が始まるきっかけとなり、それ以後部屋の雰囲気が格段に良くなりました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学では自分の小ささを痛感させられる一方で、自分に何ができるかを発見できるチャンスに溢れています。もしも留学しようか迷っているなら、思い切って行ってみたほうがいいと思いますよ!