留学内容
マレーシアでは、JICA中小企業海外展開支援事業に技術通訳として参画。島根県山本粉炭工業の炭焼き技術をマレーシアに技術移転するサポートをしていました。実務内容が評価され、その後は、ラオス エネルギー鉱山省幹部の島根県視察の際にもサポートしました。
そもそもマレーシアには2度行っていて、1度目は学部2年生の時、2度目は学部3年生の時でした。1度目の渡航の際に、自分らのことではなく僕のために何かをしようという彼らの人間性に感動し、恩返しという名の開発支援を志しました。それから、学部3年生のときに、トビタテ!留学JAPANに採用され、再度マレーシアへ渡航しました。自分の思っている途上国支援「日本の技術を世界へ」という考えや理想は果たして現地の人目線ではどうなのか、ということを学ぶために、実際に開発支援の現場に入りました。決して日本では見えない、分からないような体験をし、今の自分の理想や考えを改めることになりました。独りよがりの考えから脱却し、恩返しという名の開発支援を行うために、そして現地にあった技術であるアプロプリエイトテクノロジーを日本から普及させるために、ハイテクからローテクへの思考転換が必要であるという結論に至りました。そして、まずは自分の引き出しを最大限増やすために、アメリカに研究留学しました。