留学大図鑑 留学大図鑑

きむらゆり

出身・在学高校:
愛知教育大学附属高等学校
出身・在学校:
大阪教育大学
出身・在学学部学科:
教育学部 教養学科 文化研究専攻 欧米言語文化コース
在籍企業・組織:

タイ・特にアユタヤには詳しいです!
現地での暮らしや生活の予算、
小さなことでもなんでもお尋ねください♪


最終更新日:2020年02月21日 初回執筆日:2020年02月21日

タイの英語教育×キャリア教育

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • プラナコーン・シー・アユタヤ・ラチャパット大学
  • タイ
  • アユタヤ
留学期間:
11ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,080,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

世界遺産で有名なタイのアユタヤで、英語教育の実態を徹底的に調査!!現地で私立や公立の小・中・高の学校を訪問し、授業観察、授業実践を行いました。タイには貧困により売春や物乞いで生活しなくてはならない人がまだまだたくさんいます。一人でもそういった子たちを減らすためにはやはり教育が必要。英語の力をつけ、世界中の情報を入手できれば未来も変わる!英語教育の現状を知り、将来私が現地の子たちにどう指導すればよいかを調査・分析してきました。しかし、現地で目の当たりにしたのは、英語の問題ではなく、根本的な教育制度や環境の問題でした。教師と生徒の関係性・学校の財政面での不安定さなど、最優先の課題をいくつも発見することができ、解決策を模索しているところです。

留学の動機

幼少期からの海外への憧れがあり、いつかはしたいと思っていた留学。結局どこにいこうか迷った時にたまたま出会ったのは元気で陽気なタイ人でした。彼らと1週間という時間を過ごしたことですっかり魅了されてしまいました。一方で、現地には多くの風俗店や物乞いが。タイ人の笑顔の裏にある厳しい現状を知り、少しでも力になれることがあればという気持ちをもったのがきっかけです。

成果

チェンマイで、エイズ患者の療養施設で宿泊をしつつ、近辺のNGO団体を訪問したのは貴重な体験でした。1週間の滞在のなかで、毎日一緒に過ごしていた患者さんの容態が悪化したり、目の前で鶏がさばかれたり、小学生の性事情やゲイとクリスチャンの関係性を学んだり、と濃過ぎる時間を過ごすことができました。ショッキングなことが多かった分、心に深く刻まれた経験となり、新たなに解決すべき課題を発見することもできました。

ついた力

サバイバル力

どんなことにもタフにめげずに考えてやり抜く力がつきました!現地の衛生環境がよろしいとは言えないマーケットで値段交渉をする力。一日中炎天下においてあるお肉を食べても負けない胃袋。SIMカードの交換には唐揚げ棒の棒を使う。など、ばかばかしいことでも、どうしたら目の前の課題を解決できるかや、とりあえず試してみるなど、なんとかして生き抜く力が増しました。

今後の展望

もっとたくさんの人からアイデアをもらい、積極的に自分の解決したい課題に取り組んで行きたいだけでなく、他の人の挑戦にも関わっていきたいと思うようになりました。トビタテ生のパワーはすごい!だからこそもっと関わり、もっとコラボをし、新しいアイデアを作りだしたい。

留学スケジュール

2018年
10月~
2019年
8月

タイ(アユタヤ)

アユタヤにある教育大学で11ヶ月間、交換留学生として英語の教員養成課程で勉強をしてきました。1ー5年生の学生とともに、小中高で授業観察や教育実習をしたり、学校運営のための募金活動に参加したりしました。そこで一番問題に感じたのが、学校の時間割でした。1時限目と2時限目の間に休憩はなく、先生が終わりと言ったら授業が終わるのです。そのため生徒はトイレに行く時間が確保されていません。授業中に手を上げて「トイレに行きます!」というのがあたり前になりすぎてしまい、授業はすぐに中断されたり、生徒が不揃いのまま続行されたりします。これは授業の進度に大きく影響することと、生徒がしっかりと授業が受けられないことを意味し、大きな問題を感じました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

8,000 円

生活費:月額

40,000 円

実習生による英語の授業中
イベントためにロウソクとお花を飾る生徒たち
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

8,000 円

生活費:月額

40,000 円

スペシャルエピソード

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

外国というのは遠いようで日本を近くに感じられることもある。留学中はできるだけ日本人には関わらないでおこう。そう思っている人も少なくないと思う。私もその考えだった。しかし留学も後半になると日本人のコミュニティーに積極的に参加するようになった。必要な情報が得られるし、楽しい。そうしているとひょんなことからYouTuberと知り合い、アユタヤのツアー動画をとることになった。そしてその人の友人のサッカー選手とも知り合いになってしまった。私はタイで二人に日本人のサッカー選手とご飯に行くことができてしまったのだ。そのサッカー選手の一人とバンコクで焼き肉に行った。お肉のお刺身や生タン、カルビなどを注文した。生タンをそのまま口に頬張ると塩気と柔らかさがたまらない!サッカー選手とおいしいと言っていると、YouTuberから一言。「それ焼いて食うやつだから!冷凍せずに運んでるって意味だから!」と生タンの意味を教えられました。選手の胃も私の胃も強くてなにも異変は起きなかったけど、生タンにはご注意を!

小島聖矢選手から焼き肉屋さんでユニフォームを頂いたときの一枚

現地人と旅行客にうまくなりきる

  • 生活 : お金

タイで心配なこと。それはぼったくられること。
現地で何ヶ月も生活する者にとってはぼったくりはお財布に厳しい。
そこで、現地語と現地の地理感覚を確保することがとっても大切になった。
英語メニューとタイ語メニューでは同じものを頼んでも値段は違う。
バイクタクシーやトゥクトゥクも同様。そこではうまく現地人にならなくてはならない。
しかし、タイのなかでも見知らぬ土地に行くときはきちんと旅行者として行動したほうが
安全だったりする。お金をだして身を守る時と、現地人になりきって最安値で済ます二つの方法を自分の中で使いこなさなくてはいけないのだ。

留学前にやっておけばよかったこと

日本のことについて学ぶこと。
現地のことについて学ぶこと。
相手国でのタブー。
語学力の向上。

留学を勧める・勧めない理由

勧める!自分が行きたいと思うなら絶対に行くべき!まずは短期でもいいから行ってみて、何を感じるのかを考えることが大切。この経験が必ず自分の糧になるから。

これから留学へ行く人へのメッセージ

行きたいと思ったなら、行けないいかなる理由をなくしてでも行くべき!私の一番の障害はお金の確保でした。それはトビタテがカバーをしてくれた。親が心配して行かせてくれない人は、自分の人生を生きるか親の人生を生きるか考えるべき。ほかにもいろんな障害があるかもしれないけど、行きたいと思ったその気持ちを裏切らないでほしい。