留学内容
自分がダンサーとして、作品を作る側の人間としてそれぞれ目標を立てました。
ダンサーとして:日本ではミュージカルなどの人気に伴い総合的な技術を持つ人材が要求されるが、「幅広い技術」と「各分野の技術の高さ」を両立する教育が整っていない。NYで多分野の技術を高め、「スペシャリストの技術を持つジェネラリスト」を目指し留学を決めました。結果、ダンス教室の形態、踊りを習う事に対する捉え方がそもそも違う(そしてその違いは文化から来る)事を学びました。
また、ダンス教室に行かなくても一般の人が気軽に参加・発表の機会を得られる、15回程度で完結する体験型クラスが数多く存在することを知りました。
舞台製作者として:ブロードウェイやその他の舞台作品の鑑賞、出演者へのインタビュー、実際にミュージカルに参加し製作過程の記録をしました。結果として、日本と違い誰でも受けられるオーディションがいくつもある事、職業としてダンサーが成り立つ(給与や休暇も保証されている)事、子供の教育プログラムにも芸術がふんだんに取り入れられ著名な講師が携わる事、劇場施設が市民の憩いの場として大きな役割を果たしている事を学びました。