留学内容
人が生きるうえで欠かせない「水」について世界ではどのような取り組みが行われているのか知りたいと思い、留学を決意した。水に関係する技術だけでなく、水に関連する施設の運営も含めた包括的な水政策、水ビジネスを学ぶことを目的とした。留学先大学で水にかかわる問題を包括的に学べる授業を受講したり、フィールドワークを行った。特にそこで私が着目した施設が2つあり、1つ目はニューウォーター工場だ。ここは汚水や海水を浄化し、水道水として使用している。ニューウォーター工場は国内に5つあり、そのうちの1カ所を訪問する。シンガポールのニューウォーター技術は、今や水不足に苦しむ中東地域にも輸出されており、今後世界標準の技術となる見込みのある重要な技術だ。2つ目はマリーナバラージで、貯水池を有効活用する取り組みだ。貯水池をウォータースポーツ会場に使用したり、噴水ショーも実施している。この施設を有効活用するだけでなく、国民の水に対する意識を高めるために利用するという点で、世界に類を見ない取り組みといえる。