留学内容
遺伝子の塩基配列の決定装置の一つである次世代シーケンサーから得られたデータの解析手法を学ぶために、シンガポールのNanyang Technological Universityに研究留学しました。私の専攻分野は熱帯雨林樹木を対象とした集団遺伝学ですが、次世代シーケンサーを用いた研究が次々と発表されていて、次世代シーケンサーから得られたデータの解析技術は集団遺伝学分野では必須になると考えました。また、研究の発展には多分野の研究分野の融合が必要であると考えており、研究分野の垣根を超えた研究者間の学術的交流も必須であると考えていました。そこで、次世代シーケンサーから得られたデータの解析技術習得、熱帯雨林研究のコミュニティー構築を主な目的とし留学を行いました。留学中は、受け入れ教員や同じ専攻分野の大学院生から解析手法を学びながら、留学先で定期的に開催される研究セミナーに参加し、参加者の研究者や学生と研究に関する議論を行いました。