留学大図鑑 留学大図鑑

みさと

出身・在学高校:
高知県立高知小津高等学校
出身・在学校:
愛媛大学
出身・在学学部学科:
農学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2023年05月02日 初回執筆日:2023年05月02日

シンガポールでDNA解析技術を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Nanyang Technological University, The Asian School of the Environment
  • シンガポール
留学期間:
9ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,751,027円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

遺伝子の塩基配列の決定装置の一つである次世代シーケンサーから得られたデータの解析手法を学ぶために、シンガポールのNanyang Technological Universityに研究留学しました。私の専攻分野は熱帯雨林樹木を対象とした集団遺伝学ですが、次世代シーケンサーを用いた研究が次々と発表されていて、次世代シーケンサーから得られたデータの解析技術は集団遺伝学分野では必須になると考えました。また、研究の発展には多分野の研究分野の融合が必要であると考えており、研究分野の垣根を超えた研究者間の学術的交流も必須であると考えていました。そこで、次世代シーケンサーから得られたデータの解析技術習得、熱帯雨林研究のコミュニティー構築を主な目的とし留学を行いました。留学中は、受け入れ教員や同じ専攻分野の大学院生から解析手法を学びながら、留学先で定期的に開催される研究セミナーに参加し、参加者の研究者や学生と研究に関する議論を行いました。

留学の動機

学部生の頃から国際学会や海外での野外調査に参加できたこともあり、海外で通用する研究者が目標になりました。一方で、自分には学術的議論ができる英語力が身についていないこと、専門分野の知識が不足していることを実感しました。目標に近づくために必要な英語力、解析技術が習得できる環境を考えた時に、研究対象が地理的に近くデータ解析が学べるシンガポールの大学が目標達成に適した環境であると考え留学に挑戦しました。

成果

次世代シーケンサーから得られたデータの解析手法の基礎が理解でき、留学後も一人で解析を進めることができるようになりました。また、小さいながらも同世代の研究者とコミュニティーが構築できました。今後は、シンガポールで熱帯雨林樹木を対象とした研究プロジェクトに参加し、留学で習得した解析技術や研究者コミュニティーを活用して今後も研究活動を行う予定です。

ついた力

伝える力

多くの研究者や学生と繋がりを持つために、自分から話しかけ自身の意見を述べたりすることが多かったですが、これにより自分の考えを整理して伝える力が留学前よりは付いたと思います。また、他分野の研究者や大学院生に自身の研究を説明することも多かったため、他分野の人にもわかりやすく研究内容を伝える力が付いたと思います。

今後の展望

留学ではDNAデータの解析技術の基礎が身についたと思うので、今後はDNA解析から得られた研究結果を積極的に発信することで、熱帯雨林の保全に役立てたいと考えています。

留学スケジュール

2022年
4月~
2022年
12月

シンガポール(シンガポール)

留学内容はシンガポールのNanyang Technological Universityでの研究留学です。留学中は、多様な生物を対象に集団遺伝学研究を行っている研究室に所属し、DNAデータの解析手法を学び、研究セミナーへの参加、自然保護区での野外調査への参加を行いました。また、毎週所属研究室のミーティンで研究の進捗を報告していました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ブキ・ティマ自然保護区でのサンプル採取の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

大家さん夫婦には大変お世話になりました。知人の紹介でしたが、初対面の外国人に一部屋を貸してくださり、休日にはご飯を作ってくれたり、シンガポール生活でのちょっとした疑問や困りごとに対応してくれたりなど、円滑な留学生活をサポートしてくれました。

シンガポールで借りていた部屋

クレジットカード

  • 生活 : お金

留学中に普段は使用していないクレジットカードの不正利用され、クレジットカード会社に連絡しカードの利用を止めてもらう必要がありました。不正利用されたクレジットカード会社は海外からの連絡にも対応していたのですぐに利用を停止してもらうことができ、補償もされたので大きな問題にはならなかったです。しかし、不正利用に気付いた時はかなり焦るので、留学前に不正利用された場合にどのようにカード会社に連絡し対応するべきかを各カード会社で確認しておくといいと思います。また、利用停止したカードは帰国するまで使用できなかったので、複数のカードを持っておくといいと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

挑戦は経験にはなるので、不安もあるけどやってみたいことは挑戦した方がいいかと思います。