アメリカ合衆国(フロリダ)
IMGアカデミーにつくまえに、空港からバスで3~4時間ほど一人で移動してゲインズビルという街に訪れた。そこにあるフロリダ大学と周辺を散策し、スマホ片手に旅をした。
IMGアカデミーでは、平日で陸上競技の指導(スプリントやハードル),フィジカルトレーニングに加え、メンタルトレーニングと栄養学の授業をとった。細かいハードルの指導で技術が向上し、帰国後2秒程タイムを短縮した。重りを使ったフィジカルトレーニングはあまりしたことがなかったが、1週間ほどで体が絞れはじめ、向いていると思った。帰国後も継続して、パワーが付いたとのもタイム短縮の要因だと思う。メンタルトレーニングでは、競技中に「今、この瞬間」にフォーカスを置くことを重要視し、400mというきつい競技でもレースを走る瞬間に集中し、余計な不安に左右されない力がついた。栄養学の授業では、食事や水分補給の重要性を改めて実感し、寮で取る食事量をバランスよく意識的に増やし、1L入るボトルを3回ほど入れ替え体調を崩さないようにした。帰国してからもこの2つに気をつけて生活をし、体格も一回り大きくなったと思う。陸上の指導は、コーチが練習を強制したりはしなかったため、自分の目的、目標を明確化して今の自分に何が必要かを考えた上でコーチとディスカッションし練習内容を決めていくスタイルだった。その結果、自分の現状把握、目的目標を確認する癖が付き、それに対する必要な練習を考える癖がついた。やらされる練習ではなく、主体的に練習する癖がついたと思う。