留学大図鑑 留学大図鑑

馬場 來煌

出身・在学高校:
京都府立山城高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年06月19日 初回執筆日:2024年06月19日

アメリカにおけるアジア人差別の実態に迫る

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Oxford International San Diego
  • アメリカ合衆国
  • サンディエゴ
留学期間:
4週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検 準一級>

留学内容

僕は、近年問題となっており、自分自身も海外で受ける可能性があるアジア人差別について知るために日系アメリカ人の団体へのインタビューを実施しました。インタビューでは第二次世界大戦中の日系人の強制収用の体験談を中心に当人や家族、友人が人種差別を受けた経験や見聞きした経験を聞くことができました。
また、差別についての探究と並行して、語学学校に通い英語力の向上に努めました。

留学の動機

以前から海外留学に興味を持っていた中で学校の説明会でトビタテ留学JAPANという制度を知り、両親への負担を軽減できると思ったので留学を決意しました。
また、新型コロナウイルスのパンデミックを受け、世界でアジア人に対する差別が増加していることをニュースで知り、さまざまなルーツを持つ人々が暮らしているアメリカでアジア人差別の実態や歴史を知りたいと思い、探究活動としてインタビューをすることにしました。

成果

インタビューを実施している中で、日系人差別の歴史について学ぶことができました。また、差別の中には戦争や国家間の対立が原因となって起こる差別もあることを知り、差別をなくすには政治も重要になってくることを知りました。インタビューを受けてくださった方達が口を揃えておっしゃっていたことは、差別をなくすためには教育が大切だ。ということで、道徳教育や歴史教育の大切さを感じました。

ついた力

行動力

初めての1人での海外で、渡航前は不安なこともありましたが、いざ渡航してみると1人で市内を観光したり、アポを取ってインタビューを実施したりと、自分から行動する力が身につきました。

今後の展望

今回の留学で実施したインタビューで外交の大切さや異文化体験の面白さを感じたので、日本の文化を世界に発信し、日本と世界を繋ぎ合わせることができるような外交官になりたいと思いました。

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
8月

アメリカ合衆国(サンディエゴ)

1週目は同じホームステイ先の中国からの留学生と一緒に、ショッピングセンターに生活必需品を買いに行きました。また、語学学校に初登校し、ダウンタウンを散策しました。週末には念願であったMLBの試合を初めて観に行き、世界トップレベルの野球をみることができて大興奮しました。
2週目は初めてインタビューを実施し、日系人の強制収用によって両親が職を失ってしまったエピソードを聞くことができました。さらに、その方が知り合いにも連絡を取ってくださり、その人とも約束を取りつけることができました。また、サンディエゴの観光名所の一つであるUSS Midway Museumに行くことができたほか、サンディエゴに住む日本人の草野球チームの練習に参加し、そこにいた人にもインタビューをしました。
3週目は語学学校でできた友達と、リトルイタリーと呼ばれる地域に行き、イタリアンを食べました。アメリカで食べた料理の中ではトップクラスに美味しかったです。食事後は、コロナドビーチに行ききれいな夕日を見ることができました。
また、アナハイムに大谷翔平が先発するAngelsの試合を見に行くこともできたほか、世界最大規模の動物園であるSan Diego Zooにも行くことができました。エンゼルスタジアムには日本人がたくさんいて、そこらじゅうから日本語が聞こえてきて大谷翔平の人気を感じました。
4週目は語学学校で知り合った日本人と2泊3日の旅行に行き、ラスベガスとグランドキャニオンを観光しました。ラスベガスはギャンブルこそできませんでしたが、見てるだけでも面白い街でした。グランドキャニオンは息を呑むような壮大さで地球の長い歴史を感じました。
また、野生のアザラシが生息するラホヤと呼ばれる地域に行くこともできました。
インタビューは4週間の中で計6回行い、日本人・日系アメリカ人が受けてきた差別について知ることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

San Diego Padresの本拠地Petco Park
USS Midway Museum
ラホヤにいたアザラシ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

僕は今回の留学中にUniversity of CaliforniaやSan Diego State Universityを訪れたことや、様々な文化に触れたことで、アメリカの大学への進学を目指すようになりました。また、探究活動を進める中で、国境を超えて友好関係を築くことの大切さを感じ、将来は外務省や国連機関など、国同士の利害を調整するような職につくことを目指すようになりました。

大学のグラウンドが解放されていて自由に使えるようになっていた

インスタント食品で日本の味を思い出そう

  • 生活 : 食事

留学中、日本食が恋しくなることが一度はあると思います。しかし、アメリカでラーメンを食べるとなると一杯2000円近くかかることも珍しくありません。
そんな時にあったら便利なのがインスタントの味噌汁やご飯、ラーメンなど、電子レンジやお湯さえあれば食べられる日本食で、普段はインスタント食品をあまり美味しいと感じない人でもその美味しさや懐かしさに感動すると思います!
ある程度大きな都市だと、日系のスーパーやアジア系のスーパーが一つはあると思うので、そこで食材を調達して簡単な自炊をしてみるのもいいかもしれません。(たまに普通のスーパーにも日本の食品が売っていることがあります。)

留学前にやっておけばよかったこと

自分の行く都市の観光スポットや名物はよく調べておいて、事前に訪れたい場所リスト的なものを作っておけばよかったと後悔しています。僕は、帰国後にSNSで自分が訪れていなかった良さげなスポットの投稿を目にして後悔することが何度かありました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学中は今まで経験したことのない出会いや体験があり、一生の思い出がたくさんできるはずです。
異文化、異言語の中で暮らしたり、今までとは全く異なるコミュニティに所属することで、自己肯定感が下がったり、ホームシックでネガティブな気持ちになることもあるかもしれませんが、留学に挑戦しているというだけでもあなたは十分すごい人です。自分に自信を持って一歩踏み出してみてください!