留学内容
私は、山岳少数民族の子供たちとアルバイト先でもある学童保育施設の子供たちを絵本の交換でつなぐ「こども絵本プロジェクト」を立ち上げました。
タイへは約7ヶ月間留学していました。最初の5ヶ月間は大学の交換プログラムを利用しチェンマイラジャパッド大学国際学部に所属し、タイ語やタイの文化をはじめ学生たちと一緒に生活をしながら現地の文化を学んでいました。日本語を教えるチューターとして活動したり、一緒に新聞を読んで議論する会を開いて交流を深めました。
後半の2ヶ月間は、チェンライのNGO団体に所属しボランティアとして海外の方とも一緒に生活をしていました。NGOに様々な国から来たボランティアで溢れているものの、村の人との関わりが少なく少し警戒されているのがよくわかりました。最初は、タイ語であいさつをしても会釈だけといったコミュニケーションしか取れず、子供たちもアカ語をわざわざ使って分からないように何か言っている状態で自身の行いたいプロジェクトへの参加を促すことすら不可能でした。ですが、村人と過ごす時間が増えていくと知り合いが増え気軽に話ができるようになりました。子供たちとも打ち解け無事プロジェクトを遂行することができ4冊の絵本が完成しました。最初は信頼すらしてもらえていない壁にぶつかりながらも自分から行動を起こすことで道は開けていくのだということに気づきました。