留学大図鑑 留学大図鑑

Chie/千愛

出身・在学高校:
名古屋市立名東高校
出身・在学校:
California State University
出身・在学学部学科:
Communication Studies
在籍企業・組織:

高校卒業後からアメリカ留学(コミカレから4大編入ルート)、大学在学中は給付型奨学金で学費全額分を受給、その後OPT1年経験しています。現在はニュージーランドにワーホリで渡航し、オークランド市内の語学学校でマーケティングと日本人サポートをしています。
アメリカ大学留学・オセアニアワーホリについては詳しいので、悩んでる人はぜひご相談ください:)


最終更新日:2024年08月15日 初回執筆日:2024年08月15日

感銘受けた教授の言葉で専攻チェンジ

留学テーマ・分野:
大学進学(学位取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カリフォルニア州立大学チコ、コミュニケーション学部
  • アメリカ合衆国
  • カリフォルニア
留学期間:
6年
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • 大学独自のもの 1,000,000円
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 800,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル ネイティブレベル

留学内容

Communications Studies in Public Affairという専攻でカリフォルニア州立大学に通っていました。何を学ぶかというと名前の通り‘‘コミュニケーション‘‘なのですが、主な授業内容は・リサーチペーパー・プレゼンテーションをひたすらこなすというものです。よく‘‘コミュ力‘‘というワードを使うと思いますがコミュニケーション能力の高い、低いは生まれ持ったものや性格だけの話じゃありません。
コミュニケーションもロジックがあるということ、コミュニケーションは研究し、練習ができる分野であるというのが私にとって新しい発見でおもしろく、専攻することにしました。大学卒業後はそのままアメリカに残り、OPTを利用して現地のトレーディング会社のカスタマーサポートとして1年間働いたのち帰国しました。

留学の動機

高校1年生の時に行った2週間のブリスベン研修でオーストラリアに心を奪われて、大学で留学することに興味を持ちました。日本の大学に通い短期留学することも選択肢としてありましたが、日本の大学に通う自分の姿がどうしても想像できず高校2年の冬には留学を決めました。進学校だったので周りの友達が赤本を買い始めるなか私はIELTSの勉強を始め、高校3年の秋頃カリフォルニアのコミカレに入学が決定しました。

成果

専攻の選択科目でSpeech and Debateというチームに所属しました。自分で作った10分間のスピーチを発表してジャッジにつけられた点数で勝敗が決まるのですが、おそらく留学生でチームに所属していたのは私だけでした。毎月地区大会に出場し続けとある大会で優勝し、ロサンゼルスで行われた全国大会に出場することができました。このことは確実に人生で1番努力したことです。

ついた力

方向転換力

留学はこれに尽きると思います。予定通り、理想通りにすすむことの方が稀だし、実際に私は取れるはずだったビザが取れなかったり、何度も専攻を変えたりしています。でもその度に自分にある選択肢と優先順位を比べて1番いい道に方向転換し続けてきました。結果いつも自分で選んだ道に後悔はないです。

今後の展望

現在はニュージーランドの語学学校で働いているのですが、生徒の相談に乗ったりしているうちにきちんとした資格を取りたいという気持ちになりました。もともとどこかのタイミングでヨーロッパの大学院に進学するつもりだったので、近いうちに進学しそこでキャリアカウンセリングを専攻したいと思っています!

留学スケジュール

2014年
8月~
2017年
1月

アメリカ合衆国(カリフォルニア、プレザントヒル)

コミュニティーカレッジなので80%はGeneral Education(一般教養)の授業でした。英語、数学、音楽、歴史、あとは天文学も取りました。
授業がお昼過ぎに終わり、そのあとはクラブ活動をしていました。ボランティアクラブに所属していて、毎週末地元の幼稚園や学校にボランティアに行くのですがこれで友達がたくさんできました!遠出することや泊まりでカンファレンスに行くこともあり、忙しくも充実しました。

自分自身にっての変化を感じるきっかけになったのが必修科目のパブリックスピーキングという授業です。ひたすらスピーチをしなければならないのでどうしても取りたくなくて最後の学期まで引き延ばしていたのですが、とても知的で影響力のある教授に教えてもらい人生が変わりました。嫌々取った授業のはずだったのに、学期が終わるころにはスピーチが大好きになり専攻までコミュニケーションに変えていて、出会いって大きいな~と感じました。
あとはやはり人前でひたすら喋るのが英語力が伸びる1番の方法だと実感しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

- 円

ボランティアクラブの写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

- 円

2018年
1月~
2020年
5月

アメリカ合衆国(カリフォルニア、チコ)

コミュニケーション専攻でChico State Universityに編入しました。General Educationはコミカレでほぼ終わらせていたので、自分の専攻やより専門的な内容の授業を取っていました。

コミュニケーションの授業もコミカレ時代と比べるとかなり内容が複雑になり、学んでいて納得することばかりで面白かったです。テスト勉強はやはり大変で、私は特に学校から授業料全額分の奨学金をもらっていたので、テスト期間になる度に蕁麻疹が出ていました(^^;) 
その奨学金は返還不要のもので留学生のみを対象にした制度でした。成績Top10の生徒が受給できるのですが、成績が同じ場合ボランティア活動やコミュニティー貢献など授業外のアクティビティで加点されます。私はどうしても奨学金が必要だったので、トータル10個ほどボランティア活動に参加しました。今振り返るとよくやっていたなと思いますが、努力なしでは自分の欲しい物を手に入れることはできないのでやり切ってよかったと思います。

授業後はスクールガバメントのPRのインターンシップとカフェテリアのアルバイトをしていました。PRではボランティア活動などイベント告知やファンドレイザーの企画をしていました。学生だと職歴がない状態なので、インターンシップやボランティア活動をやっていたことは仕事探しの際に大きなアドバンテージになったと思います。
アルバイト先でも友達がたくさんできたので楽しかったです!

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

20,000 円

大学の卒業式
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

20,000 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

パブリックスピーキングの授業で教授に教えてもらった‘Fake it till you become it ‘‘という言葉は今でも大切にしています。 ‘‘人前でスピーチをするときにどうしたら緊張しないか‘‘という内容のレクチャーで教えてもらい、 ‘‘Fakeだとしても続けていればそうなる‘‘という意味でそれってすごく大事だなと思いました。
怖いことでも大丈夫だと自分に言い聞かせる、自信がなくても自信があるかのようにFakeする。そう続けることで次第にそれが現実になっていくということです。

ただ振りをするだけではなくそうなるまで続けるというところが大事なポイントだと思います。
この言葉を聞いてコミュニケーション専攻に変更することを決めました!

Speech and Debate team

返還不要の奨学金とキャンパス内バイトで家族からの仕送りなしに

  • 生活 : お金

留学中常にお金に関しては安定していなかったと思います。家族から毎月お金を振り込んでもらっていたのですがそれだけに頼るわけにもいかず...
そこで色んな情報を集め、CSU Chicoの留学生対象の奨学金制度を知りました。他にも奨学金のある大学自体はあったのですが学費の一部だけだったり、ローン返済しなければならなかったりで負担自体はそこまで軽くなるものではありませんでした。しかしCSU Chicoの奨学金は学費全額分なうえ返還も不要。その奨学金を受給するためにChico Stateへの編入に切り換えました。

授業料全額分の奨学金がもらえる条件は成績上位10人に入っていること。テストでは常にAを取り、教授にもたくさん話に行って顔と名前を覚えてもらうようにしました。成績の他にも加点になると聞いてボランティア活動もたくさんしました。
その結果1年間授業料全額分の奨学金を受給することができました。大学内でのアルバイトも始め家賃と生活費をまかなえるようになったので、CSU Chico時代は家族からの仕送りなしで留学できました。4大を1年半で予定通り卒業できたのはこの奨学金があったからだと思います。
たくさんリサーチして情報を集めれば必ず方法が見つかるということを実感しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

少しでも海外へ行きたいという気持ちがあるのなら行くべきだと私は思います。何かを始めるとき条件がそろうのを待ってしまいがちですが、条件がパーフェクトになることは多分ないと思います。いつもはじめの一歩は摩擦が大きいですが、そこを乗り越えればなるようになっていくものです。とにかく行動あるのみ。応援しています!