留学大図鑑 留学大図鑑

宇都賢吾

出身・在学高校:
大阪府立いちりつ高等学校
出身・在学校:
関西外国語大学
出身・在学学部学科:
外国語学部英米語学科
在籍企業・組織:

教育関連のボランティア先の探し方や連絡の取り方にお困りの方はご相談ください。


最終更新日:2025年08月19日 初回執筆日:2025年08月19日

地域社会とつくる子どもの学び

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • オールドドミニオン大学
  • アメリカ合衆国
  • バージニア州ノーフォーク
留学期間:
9ヶ月
総費用:
2,800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,630,000円
  • 大学独自のもの 350,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

学生時代に日本の学童保育で働いていました。そこでは、子どもたちは毎日宿題に取り組んだり、友達と遊んだりしながら過ごしていました。一方、アメリカでは地域の団体と連携し、学習支援にとどまらず、アートやスポーツなど多様な教育プログラムを提供していると知り、実際に現地でその活動内容や仕組みを調査したいと考えました。
留学中は、ホームレスの家庭を支援している教育機関でボランティアを行い、そこでの支援の実態や運営方法について学びました。また、地域団体が運営する木造ボート制作のプログラムを見学し、運営資金の集め方についても調査しました。

留学の動機

アメリカと日本の教育や地域の関わり方の違いに関心を持ち、実際に現地でその取り組みを見てみたいと思ったのが、留学のきっかけです。

成果

ボランティア先の団体が地域と関わる中で、子どもへの教育のあり方や運営資金の調達方法について深く学ぶことができました。

ついた力

自己表現力

3箇所以上のボランティア団体と連絡を取る中で、地域の人々や学生とのつながりを広げるために、自分がどのようなボランティア活動を行いたいのか、何を学びたいのかを明確にし、それを英語で説明する力が身につきました。
また、なかなかボランティア団体から返信がもらえない状況の中で、受け入れてもらうためのアプローチ方法を工夫し、メールだけでなくSNSも活用して、カバーレターを送るなどの試行錯誤を重ねました。

今後の展望

将来的には、モノづくりのスキルを活かして子どもたちに向けたワークショップを開けるようになりたいと考えています。そして、学童保育などの教育機関と地域社会をつなぐ架け橋として、地域全体で子どもを育てる環境づくりに貢献していきたいと思っています。

留学スケジュール

2024年
8月~
2025年
5月

アメリカ合衆国(バージニア州ノーフォーク)

留学先の大学では、1学期目に英語を集中的に学び、2学期目には会計学やコミュニケーション(プレゼンテーション)を専攻し、管理会計や財務会計、スピーチの方法など、幅広い知識を学びました。
授業が早く終わった日には、「ForKids」というホームレス家庭を支援する団体で、子どもたちへの授業の見学や食事の提供といったボランティア活動にも参加しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Forkidsでのボランティア活動
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

留学中に「Global Student Friendship」というクラブに所属していました。そこでは、火曜日や金曜日に20カ国以上から集まった学生たちと一緒に食事をしたり、ダンスイベントなどが開催されたりしていました。そこで出会った友人たちに遊びに連れて行ってもらったり、一緒に食事をしたりする中で、さまざまな文化について学ぶことができました。
また、アメリカ人のご家庭に招いていただき、夕食をご一緒する機会が4回ほどありました。温かく迎えてくださり、とても思い出に残る素晴らしい体験となりました。

アメリカ人のご家庭でいただいた手作りミートローフ
ミートローフの夕食の後、人生初のパンプキン彫り

公共交通機関を使う際の防犯対策について

  • 生活 : 治安・安全

ボランティア先へ行く際にバスをよく利用していたのですが、その際に私が特に注意していた点をご紹介したいと思います。
まず一つ目は、バスに乗る際にはなるべく運転手の近くにある前方の席に座り、バッグは常に膝の上に置くか、前に背負うようにしていたことです。
また、乗り換えで利用するバス停の中には、ホームレスの方々が集まっている場所もあり、お金を求められることもあったため、そうした場面にも注意が必要です。

最初はバス停の乗り場が分からず、不安でした
バス車内は暗く、降りるときは黄色のワイヤーを引っ張る

これから留学へ行く人へのメッセージ

語学学習に留まることなく、トビタテ!留学JAPANの奨学金のお陰で、アメリカで教育に関するボランティア活動を行い、自分の学びたいことを実践できたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。
これから留学に行かれる皆さんの中には、様々な困難に直面するかもしれませんが、日本から離れた場所で学ぶことは素晴らしい経験になります。ぜひ頑張ってください。