加茂 志貫(Mottie)

出身・在学高校:
市川学園 市川高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2026年01月06日 初回執筆日:2026年01月06日

コロンビア大学で生物学と宇宙医学を学ぶ

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • コロンビア大学
  • アメリカ合衆国
  • ニューヨーク
留学期間:
3週間
総費用:
900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円
  • 高校独自のもの 120,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS 6.5> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

コロンビア大学のPre-College Summer Programに参加し、月曜日~金曜日(9:10~11:00 a.m. and 1:10~3:00 p.m.)は「Modern Biology & Its Real World Applications(現代生物学とその実社会への応用)」コースを履修しました。このコースでは、DNA、RNA、タンパク質の構造などの講義から始まり、学習した内容を現代の生物学研究技術、遺伝子工学、免疫学、がん、ウイルス学などの幅広いトピックにどのように応用できるのかを、グループ研究やディスカッションを通じて探究しました。この授業を通じて僕は、自分の「問い」の原点でもある「宇宙環境での人体への影響」というテーマについて、生物に詳しい担当教授だけでなく、3週間毎日一緒に過ごした海外のクラスメイトとも積極的に議論しました。また、コロンビア大学では宇宙医学研究という将来的なテーマに対して最先端の取り組みが実施されており、僕は積極的に自分でアポイントメントをとり、コロンビア大学医学部でNASAと共同研究をするナヴィード准教授の研究室を訪問する機会を得ました。宇宙からの様々な種類の放射線を骨髄や筋繊維に照射し、どれほど有害なのかなどの反応を調べる研究についてナヴィード先生から学び、実際の研究で使うiPS細胞の実物を顕微鏡越しに見せて頂くなどの貴重な体験をしました。

留学の動機

僕は幼少の頃、ちばサイエンスの会でJAXAの先生方とサマーキャンプでの交流を通じて宇宙を身近なものに感じていました。同時に、医療を学ぶ姉の影響を受けた僕は人の命を支える仕事にも尊敬の念を抱くようになり、自分の将来像を突き詰めた時、自然と「宇宙医学を開拓したい」と考えるようになりました。宇宙環境への現代生物学の応用などをコロンビア大学で学ぶ機会を得た僕は、夢に向けた第一歩を踏み出すことになりました。

成果

医学という学問がどれほどに基礎科学の積み重ねに支えられているのかを実感しました。クラス討論や発表で扱われた分子や細胞の研究は、一見すると小世界の話に思えがちですが、その成果が新たな治療や予防法に直結していると知った時、基礎研究の持つ偉大な力を痛感しました。それまでは医学を「病気を治す学問」と漠然と捉えていましたが、実際は人類の健康や未来の宇宙医学に直結する意味深いものであることに気付かされました。

ついた力

失敗を糧として挑戦を繰り返す胆力

僕は留学中に地下鉄のAトレインに乗るべきところ、見事にEトレインに乗り間違え、途中下車をして地図を頼りにミッドタウンを30分歩き目的地にたどり着くなどの失敗と挑戦を日々繰り返してきました。また、自分自身で1からアポを取りコロンビア大学医学部でNASAと共同研究をされる准教授を訪問するなど、都会のジャングルと呼ばれるマンハッタンで、自分の力で前向きにゼロから物事を開拓していく胆力を鍛えました。

今後の展望

アルテミス計画など人類の宇宙への進展計画が練られ、宇宙空間で生活する人が増加するであろう時代に先駆け、僕は人々の宇宙空間での旅・生活を医療面から支援し人類に貢献したいです。現代生物学を担当下さった教授が推薦してくださった「The NASA Twins Study」という論文の研究内容に感銘を受けた僕は、今後も宇宙医学について最先端の科学論文を英語で読み、自分の探究課題を見つけていきたいと思います。

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
8月

アメリカ合衆国(ニューヨーク)

コロンビア大学のPre-College Summer Programに参加し、月曜日~金曜日(9:10~11:00 a.m. and 1:10~3:00 p.m.)は「Modern Biology & Its Real World Applications(現代生物学とその実社会への応用)」コースを履修しました。このコースでは、DNA、RNA、タンパク質の構造などの講義から始まり、学習した内容を現代の生物学研究技術、遺伝子工学、免疫学、がん、ウイルス学などの幅広いトピックにどのように応用できるのか、グループ研究やディスカッションを通じて探究しました。この授業を通じて僕は、自分の「問い」の原点でもある「宇宙環境での人体への影響」というテーマについて、生物に詳しい担当教授だけでなく、3週間毎日一緒に過ごした海外のクラスメイトとも積極的に議論しました。また、コロンビア大学では宇宙医学研究という将来的なテーマに対して最先端の取り組みが実施されており、僕は積極的に自分でアポイントメントをとり、コロンビア大学医学部でNASAと共同研究をするナヴィード准教授の研究室を訪問する機会を得ました。宇宙からの様々な種類の放射線を骨髄や筋繊維に照射し、どれほど有害なのかなどの反応を調べる研究についてナヴィード先生から学び、実際の研究で使うiPS細胞の実物を顕微鏡越しに見せて頂くなどの貴重な体験をしました。

費用詳細

学費:納入総額

322,400 円

住居費:月額

200,000 円

生活費:月額

150,000 円

項目:航空券代金

244,180 円

コロンビア大学医学部の研究室を訪問!
費用詳細

学費:納入総額

322,400 円

住居費:月額

200,000 円

生活費:月額

150,000 円

項目:航空券代金

244,180 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、3週間毎日を共にしたクラスメイトたち

海外生活の経験がない僕にとって今回の留学は、ただの勉強の挑戦ではなく、人として大きく変わるきっかけになった貴重な体験となりました。世界各地から集まった22人のクラスメイトは本当に優しい人ばかりで、彼らと朝から晩まで3週間共に過ごすことで、国籍や文化の違いを越えて心からの友情を築くことができました。コロンビア大学Pre-College Programでは数え切れないほど多くの科学論文を読み、課題として次の日にはクラスで発表するような宿題がほとんどでしたが、昼休みに図書館に集まって論文に関する意見をぶつけ合ったり、時には白熱して言い合いになったりしたことが、今ではすごく大切な思い出です。大変ではあったけれど、その積み重ねが一つひとつの課題を乗り越える力につながったと感じています。
また、これらのクラスメイトと同じ時間を過ごす中で、全然違う背景を持った人たちが同じ目標のために一つにまとまる姿に心を打たれました。海外の人たちの初対面でも温かく迎え入れてくれる雰囲気や、どんな壁も一緒に越えていこうとする仲間意識の強さに触れることで、日本にいるだけでは学べないことをたくさん得ることができました。その経験を通して、積極的に質問したり、自分の考えをしっかり伝えたりする勇気を持てるようになり、将来どんな人間になりたいのか少しずつ見えてきた気がしました。

3週間毎日を共にしたクラスメイト向けに『折り紙教室』を開催!
最終日にクラスメイトからもらった寄せ書きの言葉
思い出がたくさん詰まったコロンビア大学の図書館

考えながら走る(考えてから歩き出すのではなく)

  • 留学先探し : 大学

留学先の決定までは、先生方のサポートや自分の努力で、日本国内にいながらなんとか道筋がたったのですが、特に苦労したのが、留学先でインタビューに応じて下さる専門家の方々に対して、事前に日本からアポイントメントを取ることでした。最初は特定の一人の先生にメールなどでアプローチしたのですが全くの無反応で「どうしよう」と落ち込んでいたのですが、周囲からのアドバイスもあり、考えてから歩き出すのではなく、とにかく自分の探究テーマに関連する方々に「だめもと」で積極的にアプローチをして、「返信を頂ければラッキー」くらいの気持ちで、あまりくよくよ考えずに走り続けることにしました。それでも、結局アメリカへの渡航日まで、アプローチした教授や会社からは一切反応なしでした(しかも、最初にアプローチをしていた教授は、闘病の末僕の留学前に他界されたことを渡米直前に知りました)。
不安な気持ちで渡米したのですが、なんと、コロンビア大学の初日に、一人の先生(ナヴィード准教授)が僕が日本から送信していたメールに返信を下さり、そこから現地でのやりとりが急加速して、ついに感動的な出会いをすることが出来ました。いろいろなことをかけ持って毎日忙しくされている先生方は、スケジュールを直前に調整することを好まれる場合があることも後から知り、とにかく僕も、色々な調整をしつつ考えながら走り続けることをアメリカで学びました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に興味をもっている皆さんには、まずはじっくり留学で成し得たい目標を考えて欲しいと思っており、その答えに合った留学手段を選択すれば、きっと一生忘れることの出来ない人生経験になると思います。また、自分が追求したいテーマを持っている皆さんには、ぜひトビタテ留学にチャレンジして欲しいなと思います!トビタテ留学を支援下さる先生方や、トビタテの先輩、同期が必ず皆さんの背中を力強く押してくれると思います。