シンガポール(シンガポール)
平日は語学学校に通っていました。私が留学中に最も苦労したことは、自分の語学力に自信がなかったことです。留学中は、異なるバックグラウンドを持つ仲間たちとのディスカッションや日常会話の中で、自分の英語力の不足を痛感する場面が何度もありました。相手の話すスピードや表現の多様さに圧倒され、思うように伝えられないもどかしさを感じることも少なくありませんでした。しかし、その経験を通じて、わからない表現は積極的に質問し、言葉にできる範囲で自ら伝える努力を重ねました。苦手意識を抱えつつも、自分の力で挑戦し続けたことで、自分の課題を明確に理解し、帰国する頃には自信を持って英語を使えるようになりました。
滞在中はホームステイを通じてホストマザーから本場のインド料理を学んだり、現地のストリートで街頭インタビューを行ったり、日本の伝統文化を紹介するイベントを開催したりと、様々な活動に挑戦しました。
シンガポールで出会ったのは、宗教・文化・食習慣などの違いを超えて対話することの楽しさでした。異なる価値観を持つ人々と触れ合う中で、自分の中に新しい視点が次々と芽生えていきました。特に強く感じたのは、「食」と「笑顔」が持つ力です。言葉が不十分でも、美味しいものを囲んで笑い合えば、国や文化の違いを越えて自然と心を通い合わせることができます。これこそが人と人をつなぐ最強の共通言語だと強く実感しました。また、共に留学を頑張る日本人の子たちにたくさん救われました。悩んでいたら必ず相談に乗ってくれて、毎日遊んでくれる最高の仲間に出会い留学中だけでなく、帰国後も一緒に会ったり、定期的に連絡を取り合ったりと素敵なご縁を得られることができました。留学を通じて、国際交流の可能性を肌で感じ、自分の課題にも向き合えたことは、人生における大きな財産です。今後は、この経験を力に変え、さらに挑戦を続けていきたいと思います。