留学内容
私は大学院でプラスチックのガスバリア性能向上に向けた研究を行っており、将来、大学院で学んだ知識を活かして、技術者として日本の産業界の発展に貢献したいと考えていました。そこで、①最先端の材料開発に関する知識・技術、研究スタイルを学ぶこと、②世界の研究員と対等に渡り合えるディスカッション能力を身につけること、の2点を主な目標としてアメリカ合衆国アーカンソー大学で複合材料の研究を行っている研究室へ研究留学を行いました。①に関しては、受け入れ先研究室で複合材料を調製している様子を見学し、実験の補佐を行いながら、ナノレベルで材料の高次構造を制御する方法を学びました。また、スケジューリングにおいて、効率的に実験を進め、短期間で成果を出すために工夫していることも学びました。②に関しては、定期的に行われている研究室のグループミーティングに参加させていただき、研究ディスカッションと自身の研究のプレゼンテーションを行いました。語学力に自信はありませんでしたが、はっきりと自身の意見を述べる姿勢を評価していただき、ディスカッション能力の向上を実感しました。留学全体を通しては、初めての海外渡航・他研究室への訪問ということもあり、多くの知識・経験を得ることが出来、技術者の卵として成長したと実感しました。