留学大図鑑 留学大図鑑

うっすー

出身・在学高校:
ラ・サール高校
出身・在学校:
鹿児島大学
出身・在学学部学科:
医学部医学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年08月15日 初回執筆日:2017年08月15日

アメリカで脳機能マッピングに挑戦する!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミシガン小児病院
  • アメリカ合衆国
  • ミシガン州デトロイト
留学期間:
2ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 570,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準一級、TOEIC790点> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

留学の目的としては2つあった。1つ目に、脳神経に関する研究をすることだった。留学先については大学の先生に紹介していただいたため、手続き等は簡単だった。難治性てんかん患者63名の頭蓋内電極から得られた脳波の解析を行い、視覚に関する脳機能マッピングを行った。2ヶ月間の留学期間の間、パソコンで脳波の解析をしている時間が長く、研究の地道さを感じた。2つ目に、アメリカのてんかん医療について学ぶことが目的であった。留学中に留学先の病院を見て回る予定だったが、なかなか研究を終わらすことができず、病院で診療の現場を見る機会がほとんど取れなかったのが残念だった。しかし、アメリカでの医師やナースの働き方や仕事に関する考え方の違いには触れることができた。

留学の動機

医学部6年性時に自由に病院で学べる期間が3ヶ月あり、その時間をより刺激的にするために海外で学びたい、と考えたのがそもそも留学について考え始めたきっかけだった。医学部に入学した理由も脳神経について学びたかったから、という面が強く先生に相談したところ、今回の留学先を紹介していただいた。また、将来的に再度留学することも考え、アメリカではどんな生活をしているのか、馴染めるか、なども検証したくて留学した。

成果

難治性てんかん患者63名の頭蓋内電極から得られた脳波の解析を行い、視覚に関する脳機能マッピングを行った。研究成果はここでは詳しくは書けないが、2017年12月にワシントンで行われるアメリカてんかん学会で発表する予定。日本ではここまでまとまった脳波データの蓄積がある病院はおそらく無く、この施設だからこそできた研究だったと思う。

ついた力

相手を認める力

多様性ということがよく言われるが、自分とは違う生活スタイル、価値観の人がいるということを実際に体験することができた。自分とは違うからといって排除するのではなく、相手と同じように行動すれば、相手のことが理解できると感じた。

今後の展望

まずは日本で医師になり、脳神経外科医を目指したい。脳神経外科専門医取得後、再び海外で研究できるよう、語学や手術、脳神経について学んでいきたい。

留学スケジュール

2017年
4月~
2017年
6月

アメリカ合衆国(ミシガン州デトロイト)

ミシガン州デトロイトのウェイン州立大学医学部関連病院のミシガン小児病院で脳機能マッピングの研究を行った。Pediatrics&Neurologyの教室で研究をさせていただいた。難治性てんかん患者に埋め込まれた頭蓋内電極から得られた脳波の解析を行った。主に視覚に関する研究を行い、成果についてはアメリカてんかん学会で発表する予定。パソコンに向かっていることが多く、研究の地道さを知れた。平日はその日の研究が終わったら、大学構内でビリヤードをし、そこでアメリカ人の友人を作っていた。休日はデトロイト市内やニューヨーク、カナダなど観光も積極的にしていた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ウェイン州立大学の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

アメリカについて2週間ほど経った頃、住んでいた寮のエレベーターに1人で閉じ込められました...。緊急ボタンを押して助けを呼んだのですが、スピーカー越しの声はくぐもっていて全く聞こえない上に何を言っているのかわからず、本当に緊張しました。結局2時間ほどで出られたのですが、その時に助けてくれた人たちに笑顔で出迎えられたのはいい思い出です。今でもエレベーターに乗るとその時の不安な気持ちを時々思い出します。

その時のエレベーター内の記念写真です。

医学部生のマッチングについて

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

医学部6年生で留学を考えている人に参考になればいいと思う。私は6月中旬までアメリカに滞在していたが、帰ってくると他の6年生は履歴書を書いたり、マッチングの準備をしていたり、と私だけ取り残されている感じでかなり焦った。自分が受ける予定の病院の履歴書の締め切りや試験日程は完全に把握していた方がいい。また、有名病院、人気病院を狙うのであれば、少し早めに帰ってきて病院見学に行くことをお勧めします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学中はきついことが多くあると思います。それを乗り越えるためには、留学先で1日1つ以上楽しみを作ることが大事だと思います。私の場合は、「毎日違うお菓子、毎食違う食べ物を食べること」が楽しみでした。現地に着いたらまずは楽しむことを考えてください!!