留学大図鑑 留学大図鑑

そうり

出身・在学高校:
静岡学園高等学校
出身・在学校:
金沢大学
出身・在学学部学科:
医薬保健学域医学類
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年11月17日 初回執筆日:2017年11月17日

数学を用いて医療を最適化!

留学テーマ・分野:
臨床実習、研究留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • コーネル大学医科大学院、ロスアラモス国立研究所
  • アメリカ合衆国
  • ニューヨーク・ロスアラモス
留学期間:
3ヶ月
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,030,000円
  • 大学独自のもの 100,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

医学と数学の融合を目指して、本場アメリカで臨床実習と研究活動を遂行してきました。留学前半の1ヶ月間はコーネル大学付属病院であるNew York Presbyterian病院の腫瘍内科をローテーションし、米国の指導医、フェロー、レジデントと共に患者さんを診察し、治療計画の立案と経過のフォローアップを実施しました。日々の臨床実習を通じて、腫瘍内科で必要とされる知識・技術を身につけることができ、1ヶ月過ぎる頃には英語でスムーズに患者さんの診察や症例報告が出来るようになりました。また、指導医が主催する研究会に参加し最先端の研究現場を知ることができ、将来めざしているPhysician-Scientist(研究と臨床を両方とも専門とする医師)のロールモデルとの出会いもありました。
留学後半の2ヶ月間は、ニューメキシコ州にあるロスアラモス国立研究所にて、体内のウイルス増殖を表現する数理モデルを開発し、実際に臨床データを用いて抗ウイルス薬の効果を評価する研究を遂行しました。一連の研究活動を通じて、最新の研究論文の読解、新たな研究テーマの立案、臨床データの扱い方や統計ソフトの使用方法、パラメータ推定時の統計手法を学び実践することが出来ました。2ヶ月間と短い期間ではありましたが面白い研究成果を出すことができ、帰国後に学会で発表することが出来ました。

留学の動機

私は将来、数学的手法を用いて医学分野における諸問題の解決を目標としております。この目標を達成するために、医学と数学の融合研究が盛んに行われているアメリカに興味をもち留学を希望しました。医学と数学という2つの分野を橋渡しするためにも、まずは臨床現場での課題を深く知り、その経験をもとに数理的手法を用いた研究を遂行したいと考え留学計画を立てました。

成果

今回の留学を通じて、アメリカの臨床と研究を経験することができ、自分が目指している医学と数学の融合した姿を具体的にイメージすることができました。また、今の自分に足りていない部分を認識することができ、今後の課題を自覚しました。

ついた力

どんな状況におかれても問題に対応していく力

留学中は想定外の連続で、その度に問題を柔軟に解決していく日々でした。たとえば、宿泊予定の場所が引っ越しの二日前に突然キャンセルとなり、すぐに新しい宿泊先を見つけなければいけない状況となりました。そのときはAirbnbを使って宿泊先を確保して難を逃れたが、これ以来どんな状況でも柔軟に対応することの重要性を学びました。

今後の展望

留学での出会いを大切にして、日本と米国、医学と数学、そして臨床と基礎研究の橋渡しをする"Physician-Scientist"を目指していきたいです。

留学スケジュール

2017年
4月~
2017年
4月

アメリカ合衆国(ニューヨーク)

New York Presbyterian病院の腫瘍内科にて臨床実習。詳細は上記の留学計画を参照

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

研修先の病院
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
5月~
2017年
7月

アメリカ合衆国(ロスアラモス)

ロスアラモス国立研究所にて研究活動。詳細は上記の留学概要を参照。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

研究所近くの丘にて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

留学前半は大都会ニューヨーク、後半は大自然ロスアラモスと、全く正反対の環境に住むことができて世界の広大さを実感しました。留学の醍醐味として、いままで自分の知らなかった世界に住み、異文化を体験することがとても刺激的であります。この留学を通じて、自分はどんなところでも生きていける自信を持つことができました。

大都会ニューヨーク
大自然ロスアラモス

携帯は現地のSIMカードを使うべし!

  • 生活 : 携帯

病院実習中は、携帯での連絡が頻繁に行われます。このため、現地でも使える携帯を用意しておくことが大事です。自分はSIMフリーのスマホを持って行って、現地の格安SIM(会社はH2O)を購入しました。また、ニューヨークで使えていたAT&Tも、ロスアラモスではなぜか電波が届かずVerizonしか使えませんでした。地方に住む際は事前にどの通信会社がメジャーかを調べていくのがよいと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は自分の世界観を広げてくれます。もし留学するか悩んでいたら、失敗を恐れずに挑戦してみるのもありだと思います!