留学内容
4週間、デューク大学付属病院の循環器内科にて、他科からのコンサルタントを受けるチームに所属し臨床実習を行った。内容としては、他科で入院中、もしくは救急外来に来た中で、循環器内科の対応が必要と判断された患者さんの問診・身体診察を行い、アテンディング(上級医)に得られた情報をプレゼンテーションし、治療方針について意見を述べる。このときのフィードバックをもとにカルテを作成し、担当患者が退院するまで回診する。4週間で20余人の患者を担当させてもらった。疾患としては心房細動、心不全、心筋梗塞、弁膜症などがあった。症状から考えられる鑑別や必要な検査、薬の用量など日本での実習よりも求められるレベルが高く苦労した。
その後スウェーデンに移動し、4週間ルンド大学放射線科にて実習を行い、胸部、腹部、小児・筋骨格、神経の部門を1週間ずつ回った。他科との合同朝カンファレンスから始まり、終了後は上級医について読影のポイントを教わったり、検査・治療を見学したりしていた。腹部や神経の部門では、日本の実習では見ることのなかった脳血栓除去などの血管内治療も多数行われており興味深かった。