留学内容
現在私は大学で、北アフリカにおける女性の教育・就業に関する問題、またそれを取り巻く法制度設備に着目して、同地域の社会における女性観やジェンダーに関して研究しています。この研究からより実践的な活動を行うために、以下の2つの留学計画を立てました。1つ目は、現地ジェトロ・ラバト事務所でインターンシップを行い、イスラーム圏でのビジネスを実際に経験することです。2つ目は、モロッコのアル・アハワイン大学での8か月間の交換留学およびフィールド調査を通して、北アフリカにおける宗教社会学とジェンダー研究を学ぶことです。フィールド調査では、修士論文研究のための現地大学生へのヒアリング調査、PJDの女性のエンパワーメント事業の現場訪問などを行った。これらの活動を通して、①日本人が行う開発プロジェクトあるいはビジネスにおいて、宗教や文化に対応したアプローチを学び、自身が日本人女性だからこそもてる強みを探ること②大学にて、現地でのイスラーム地域研究とジェンダー研究をより実践的に学び、北アフリカ地域の特徴をつかむこと③現地での生活と学習を通して語学能力の向上、さらに人的ネットワークの形成を図ることにより、強い発信力・企画力を持った人材となること、の3点を目指しました。 ③に関しては、大学の学習言語である英語に加え、モロッコの公用語であるアラビア語とフランス語の学習していました。