留学内容
将来、利益獲得と同時に環境対策のできる環境ビジネスを世界中に広めて根付かせ、ビジネスチャンスを見出したいと考えています。この目標達成へのステップとして、タイ留学では特に環境×CSVの分野に着目し、現地に根ざしたより将来性のあるビジネスプランを考えることを目的としました。CSVとは、Creating Shared Value(共通価値の創造)と呼ばれる新たなコンセプトであり、“社会的な課題の解決と企業の競争力向上を同時に実現する”というものです。社会的な課題として、健康や人権、食の安全などが挙げられますが、その中で私は環境問題に着目しました。
この留学目的を達成するために、まず、チュラロンコン大学で現地の学生と共にタイやASEAN地域の経済史を学び知識を深めました。次に、実社会との接点を持つ実践活動として、日系の自動車リサイクル会社でインターンシップをさせて頂きました。インターンシップ先では自動車やレアメタルのリサイクルの現状を学び、その知識をもとにインフォーマルセクターによる環境負荷の高い自動車リサイクルの現状をフィールドワークを通じて明らかにするPBLを実践しました。このようなPBLを通じてタイの環境改善に資するCSVの事業モデルを自ら考え報告書という形でアウトプットしました。