- 現在の職業について簡単に説明してください。
- 現在は京都大学生態学研究センターで特定准教授をしています。自然河川における昆虫や魚、両生類などの生物の生き様やそれらの相互作用について、日々教育研究を行っています。
- 現在の職業に就職するにあたって、海外留学の経験をどのように活かせましたか。
- 河川生態学という留学中に学んだ専門分野の知識のみならず、みずから経験した教育や大学運営、またプロジェクト研究の進め方など、様々な経験を現在の職場で活かしています。アメリカの大学院生は研究だけでなくTAなどとして学部教育にもとてもたくさん関わるので、そこでの教育経験も就職するにあたってとても役に立ちました。
- 海外留学の経験をどのような場面で活かせていますか(公私とも)。
- 海外留学を通じて日本の常識が世界の常識ではないということを常に意識して物事を見ることができるようになったことから、何事も狭い常識にとらわれずに取り組めるようになった。
- 留学した際に構築したネットワークを活用していますか。
- 留学時には大学内にとどまらず積極的に国際学会にも参加し、広範なネットワークを作ることができました。なので現在はその国際的なネットワークを活用することができています。
- 海外の大学に進学することを希望している後輩へのメッセージはありますか。
- 大学院での留学は言葉文化など超えるべき壁がとても多く、とても大変です。でも、それを超えたとき、他に代えがたい経験が多く、絶対に価値があります。壁を超えるエネルギーのある学生にはぜひ果敢に挑んでほしいです。
- その他伝えたい事、思うことがあれば自由に記述してください。
- 海外留学といえばお金がかかるという先入観から留学を考えもしない学生が多く見受けられます。ぜひこのような奨学金の存在を広く周知して、より多くの学生に挑んでもらいたいです。