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世界中の頭脳から
刺激を受けています。

市川 早紀さん 東京大学卒業

マサチューセッツ工科大学

現在の研究分野等について簡単に教えてください。
私の専門分野は、有機金属化学・有機合成化学です。 現在は、医薬・農薬・機能性材料に広く見られる光学活性化合物群を合成対象として、銅触媒による不斉ヒドロ官能基化反応の開発に取り組んでいます。
海外の大学に進学をしようと思った理由、きっかけは何ですか。
海外大学院を目指したきっかけは、学部3年次に参加した海外大学院見学を目的とした短期海外研修です。実際の進学理由は幾つかありますが、将来取りうるキャリアの可能性を模索したかったことが大きいです。
海外の大学に進学をするにあたり、ハードルに感じていたことは何ですか。そしてそれをどう乗り越えましたか。
懸念していたことは英語力です。留学当初は、大人数のDiscussionで聞き役に回らざるを得ない状況でしたが、周囲でよく聞く単語や言い回しを覚え、実際に発言で使ってみる等、試行錯誤することで徐々に改善しました。
実際に留学をしてみて、良かったと思っていること、大変と思っていることは何ですか。
渡米当初は生活環境の変化と大学院生活の両立が大変でした。しかし一度環境に適応すると、研究環境は非常に充実しており、Academia/Industry問わず世界中の一流研究者の方々と交流する機会に恵まれ、とても刺激的です。
海外の大学に進学することを希望している後輩へのメッセージはありますか。
海外留学は、将来直面する岐路や課題の中のひとつの選択に過ぎません。中立かつオープンな姿勢で周囲から学び、自分は留学で何を学びたいのか内省することで、自ずと大切にしたい価値観が見えてくると思います。
その他伝えたい事、思うことがあれば自由に記述してください
今後も学位留学の一例として、留学関連情報を共有するアウトリーチ活動への参加を続けていきたいと思います。これから海外留学を志す方々にとって、多様なキャリアパスを可能にする一助になれたらと願っています。