国・地域別留学ガイド
ニュージーランド

大学生・大学院生
向けガイド

「地球の箱庭」と呼ばれる自然豊かな国、ニュージーランド。PIAAC(国際成人力調査)では世界トップ10以内、国内にある8校の総合大学すべてが国立で、全大学がQS世界大学ランキング上位3%に入っている。また、英エコノミスト誌の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの「世界各国の未来に向けた教育」と題された調査では、ニュージーランドの教育制度は調査対象35カ国・地域中1位にランクイン。「将来必要となるスキルを身につけさせる教育」という観点から、ニュージーランドが総合的に評価された。

「平等が当たり前の国」としても知られ、国民性は穏やかで友好的。主な英語圏と比べ生活費も安い。治安の良さ、都会に住んでいながら自然に触れることのできる環境から、小中学生など低学年や、初めて留学に訪れる学生に特に人気が高い。公立の小中学校でも留学生の受け入れを積極的に行っている。

教育水準を常に高く保つため、教育機関や資格の審査、認証、登録は、ニュージーランド資格庁:NZQA (New Zealand Qualifications Authority)によって厳しく管理されている。また、留学生が安心して生活できるよう「留学生の生活保障に関する服務規程」を国が定めている。留学生を受け入れる全教育機関には、前述の服務規程への登録・遵守を義務付けている。滞在先ホームステイの手配から学生のサポートまで、留学生の福利厚生に関する規定が細かく定められている。

国立総合大学の学士課程は通常3年制。学士号は3年で取得できるが、工学、法学、医学などは4~6年の履修が必要。同時に二つの学士を勉強することも可能(Double degree)。新学期は2月下旬から始まり、11月が学年末。自然に恵まれた環境ゆえにバイオサイエンス産業が盛んで、大学でのバイオテクノロジーの研究は世界でもトップレベル。映画産業も世界的に注目されており、アニメやゲーム、映像効果などのメディアデザインで優れたプログラムを持つ大学も多い。

ITP ( Institutes of Technology & Polytechnics)と呼ばれる工科大学・ポリテクニックは、全国に16校あるニュージーランド特有の国立高等専門教育機関。インターンシップやフィールドワークなどの実践活動が組み込まれたアクティブラーニング型の教育スタイルで、「Work Ready」な人材を養成することに重点を置いている。専門分野は、アート、デザイン、ファッション、航空、IT、ビジネス、ホスピタリティ、観光業など多岐に渡る。取得できる資格も幅広く、ディプロマ・サーティフィケートといった短期コースから、学士・修士・博士号まで提供している。また、英語力や学歴を問わず 専門課程に進学するためのパスウェイも用意しているため、実践活動を通じて英語を学ぶことができる。

留学生がニュージーランドの大学、工科大学・ポリテクニックに入学する場合、大学進学準備コースを履修後、各学部に入学するのが一般的。また、学生ビザを持っているフルタイム(週20時間以上のコース)の学生は、学期中は週最大20時間、休暇中は制限なく働くことができる。

大学の入学条件

高校卒業以上(卒業見込みでも可)

必要な語学力

大学進学準備コース IELTS5.5~ TOEFL iBT70~
大学 IELTS6.0~ TOEFL iBT80~

(ただし、大学進学準備コースで規定の英語力に到達すれば、IELTSの試験を受けずに希望のコースに進学できる場合がある)

出願時期

大学によって異なるが、3カ月前に出願を締め切る大学が多い。
2月入学なら、9月頃、7月入学なら2月までには書類をそろえたい。
国立総合大学・ポリテクニック・工科大学ではStudy abroad と呼ばれる1年や1学期のみの留学も可能。

生活費(平均)

ホームステイ:NZ$200~250/週
学生寮:NZ$150~300 NZ/週
フラット(アパート):NZ$110~340/週

(参考資料:海外留学支援サイトhttp://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/oceania/newzealand/
※海外留学支援サイトに別ウィンドウで開きます。

滞在先

ホームステイ、学生寮、アパートシェア、ハウスシェアなど。

渡航前に必要なもの

パスポートの申請や残存期間の確認、航空券・保険の手配、外貨・クレジットカード等 ニュージーランドに3カ月以上留学する場合は学生ビザを申請する必要がある。

必要書類

入学願書、高校成績証明書、卒業証明書、財政能力証明書、IELTSスコア等

学期制度

2月スタートの2学期制。
11月が学年末。一部の学校では、前期と後期の2回(2月と7月)入学のチャンスがある。

授業料

【大学】
コースによって大きく異なる。
例)文系  約NZ$22,000 ~ NZ$25,000/1学年間
  理工系 約NZ$21,000 ~ NZ$30,500/1学年間
事例:
オタゴ大学NZ$22,050
オークランド大学NZ$25,300

【語学学校】
NZ$300~450/週
(参考資料:海外留学支援サイトhttp://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/oceania/newzealand/

※海外留学支援サイトに別ウィンドウで開きます。

奨学金については下記のウェブサイトへ:Study in NZ Find a scholarship https://www.studyinnewzealand.govt.nz/how-to-apply/scholarship/search-results?keyword=art&subjectid=F1

※Study in Newzealandサイトに別ウィンドウで開きます。

参考になるwebサイト

①ニュージーランド大使館・エデュケーションニュージーランド公式ウェブサイト Education New Zealand: https://www.studyinnewzealand.govt.nz/jp/

(留学手続方法:http://www.studyinnewzealand.govt.nz/how-to-apply)

※ニュージーランド留学公式ウェブサイトEducation New Zealandのサイトに別ウィンドウで開きます。

②ニュージーランド大使館Education New Zealand Japan公式フェイスブック「Study in New Zealand」:
https://www.facebook.com/pg/studyinnewzealandJP/

※ニュージーランド留学情報を日々更新しています。Study in New ZealandのFacebookページに別ウィンドウで開きます。

③ニュージーランドで留学生を受け入れている小中高校の代表団体 The Schools International Education Business Association (SIEBA)公式ウェブサイト:
http://www.sieba.nz/

※SIEBA公式サイトに別ウィンドウで開きます。

④ニュージーランド総合大学代表団体Universities New Zealand:
http://www.universitiesnz.ac.nz/

(出願条件に関する情報:https://www.universitiesnz.ac.nz/international-students)

※Universities New Zealand公式サイトに別ウィンドウで開きます。

⑤ニュージーランド工科大学・ポリテクニックのリスト
http://www.nzqa.govt.nz/providers-partners/about-education-organisations/itps-in-new-zealand/

※NZQAのサイトに別ウィンドウで開きます。

⑥日本・ニュージーランド政府奨励留学プログラムGame On English(英語教育&ラグビートレーニング)公式ページ:
http://jtb-newzealand.com/myryugaku/?page_id=2794

(英語学習と一流ラグビートレーニングの合体型プログラム。スポーツ大国のニュージーランドでの英語の集中学習プログラムと専門的なスポーツ訓練を通して、スポーツを介した国際人育成を目的としている。)

※Game On English公式サイトに別ウィンドウで開きます。

⑦海外留学支援サイト:
http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/oceania/newzealand/

※海外留学支援サイトに別ウィンドウで開きます。

⑧NEW ZEALAND NOW:
http://www.newzealandnow.govt.nz/

※Working & Living in New Zealandのサイトに別ウィンドウで開きます。

(取材協力) エデュケーション・ニュージーランド http://www.enz.govt.nz

※エデュケーション・ニュージーランドのサイトに別ウィンドウで開きます。

高校生向けガイド

「地球の箱庭」と呼ばれる自然豊かな国、ニュージーランド。PIAAC(国際成人力調査)では世界トップ10以内、国内にある8校の総合大学すべてが国立で、全大学がQS世界大学ランキング上位3%に入っている。また、英エコノミスト誌の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの「世界各国の未来に向けた教育」と題された調査では、ニュージーランドの教育制度は調査対象35カ国・地域中1位にランクイン。「将来必要となるスキルを身につけさせる教育」という観点から、ニュージーランドが総合的に評価された。
「平等が当たり前の国」としても知られ、国民性は穏やかで友好的。主な英語圏と比べ生活費も安い。治安の良さ、都会に住んでいながら自然に触れることのできる環境から、小中学生など低学年や、初めて留学に訪れる学生に特に人気が高い。公立の小中学校でも留学生の受け入れを積極的に行っている。

教育水準を常に高く保つため、教育機関や資格の審査、認証、登録は、ニュージーランド資格庁:NZQA (New Zealand Qualifications Authority)によって厳しく管理されている。また、留学生が安心して生活できるよう「留学生の生活保障に関する服務規程」を国が定めている。留学生を受け入れる全教育機関には、前述の服務規程への登録・遵守を義務付けている。滞在先ホームステイの手配から学生のサポートまで、留学生の福利厚生に関する規定が細かく定められている。

国立総合大学の学士課程は通常3年制。学士号は3年で取得できるが、工学、法学、医学などは4~6年の履修が必要。同時に二つの学士を勉強することも可能(Double degree)。新学期は2月下旬から始まり、11月が学年末。自然に恵まれた環境ゆえにバイオサイエンス産業が盛んで、大学でのバイオテクノロジーの研究は世界でもトップレベル。映画産業も世界的に注目されており、アニメやゲーム、映像効果などのメディアデザインで優れたプログラムを持つ大学も多い。

ITP ( Institutes of Technology & Polytechnics)と呼ばれる工科大学・ポリテクニックは、全国に16校あるニュージーランド特有の国立高等専門教育機関。インターンシップやフィールドワークなどの実践活動が組み込まれたアクティブラーニング型の教育スタイルで、「Work Ready」な人材を養成することに重点を置いている。専門分野は、アート、デザイン、ファッション、航空、IT、ビジネス、ホスピタリティ、観光業など多岐に渡る。取得できる資格も幅広く、ディプロマ・サーティフィケートといった短期コースから、学士・修士・博士号まで提供している。また、英語力や学歴を問わず 専門課程に進学するためのパスウェイも用意しているため、実践活動を通じて英語を学ぶことができる。
留学生がニュージーランドの大学、工科大学・ポリテクニックに入学する場合、大学進学準備コースを履修後、各学部に入学するのが一般的。また、学生ビザを持っているフルタイム(週20時間以上のコース)の学生は、学期中は週最大20時間、休暇中は制限なく働くことができる。

教育制度

小・中・高校の学期は4学期制が多く、また日本とは季節が逆なので、通常2月に始まり、12月に終了する。公立・私立ともに政府の統一カリキュラムのもと、一貫して質の高い教育を受けられるのが特徴。
プライマリースクール(1~8学年: 5歳~13歳)とセカンダリースクール(日本と違い中学高校が一貫している。9~13学年: 13-18歳)の13年制。11~13学年の間、全国統一の高校教育認定資格であるNCEA( National Certificate of Educational Achievement )が全学校で採用されている。NCEAの評価は、学内の成績と毎年11月に実施される全国統一試験の結果を合わせたもので、ニュージーランド国内あるいは国外(アメリカ、イギリス、日本など)へ進学する際の入学要件になっている。また、教育の国際化に対応するため、NCEAのほかに国際バカロレアやケンブリッジ国際検定といった国際カリキュラムを提供している学校も増えている。授業は少人数できめ細かな指導が行われており、学校ごとに履修科目は異なるが、40以上の中から希望の科目を選択できる。
中学・高校留学では、留学生を対象とした英語教育プログラム:ESOL(English for Speakers of Other Languages )が各校で提供されているため、英語学校に通う必要がなく、英語のレベルが現地の学習に必要なレベルに到達した学生が、スムーズに中学・高校に移動が可能。現在留学生を受け入れている小・中・高校は500校ある。そのほとんどの学校が入学に際して英語の最低条件を設けていないため、英語に不安のある学生にとっても留学がしやすい。他国と比較しても、より広い留学生の受け入れ体勢が整っているところがニュージーランドの特徴である。高校卒業後は帰国して日本の大学に進学するか、現地または海外の大学に進学する生徒も多い。

出願方法

公立私立とも、希望する学校に直接問い合わせ、願書などの提出書類を入手する。ほとんどの学校のウェブサイトで、資料や願書の入手ができる。受け入れが決まると、入学許可書(Offer of place letter)と学費の請求書が送られてくる。

(留学先の情報は下記のウェブサイトへ:The Schools International Education Business Association (SIEBA)公式ウェブサイト http://www.sieba.nz/)

入学手続きに必要なもの

成績証明書を含む入学願書など。(詳細は各学校に問い合わせる)

ビザ

週20時間以上のコースを選択し、3か月以上の就学をする場合は、学生ビザが必要。申請に必要な書類は、VFSニュージーランドビザ申請センターのウェブサイトで要確認。http://www.vfsglobal.com/newzealand/japan/Japanese/index.html

滞在先の手配

保護者が同行する場合は、アパートや家を借りるケースが多い。生徒だけが留学する場合は、公立校ではホームステイ、私立校では寮またはホームステイが一般的。滞在先については、留学先の学校が責任を持って手配してくれる。

費用の目安 (公立)

学費(年間):平均NZ$12,000~16,000
滞在費:NZ$11,000~15,000
制服:NZ$300~500(私立校の場合はNZ$1,000くらいまで)

(生活費については下記のウェブサイトへ:Study in NZ 生活費https://www.studyinnewzealand.govt.nz/jp/live-work/cost-of-living/
※Study in Newzealandサイトに別ウィンドウで開きます。

(奨学金については下記のウェブサイトへ:Study in NZ Find a scholarship
https://www.studyinnewzealand.govt.nz/how-to-apply/scholarship/search-results?keyword=art&subjectid=F1)
※Study in Newzealandサイトに別ウィンドウで開きます。

参考になるwebサイト

①ニュージーランド大使館・エデュケーションニュージーランド公式ウェブサイト

https://www.studyinnewzealand.govt.nz/

(留学手続方法:http://www.studyinnewzealand.govt.nz/how-to-apply)

※ニュージーランド政府機関、エデュケーションニュージーランドのサイトに別ウィンドウで開きます。

②ニュージーランド大使館Education New Zealand Japan公式フェイスブック「Study in New Zealand」

https://www.facebook.com/pg/studyinnewzealandJP/

※ニュージーランド留学情報を日々更新しています。Study in New ZealandのFacebookページに別ウィンドウで開きます。

③ニュージーランドで留学生を受け入れている小中高校の代表団体 The Schools International Education Business Association (SIEBA)公式ウェブサイト

http://www.sieba.nz/

※SIEBA公式サイトに別ウィンドウで開きます。

④日本・ニュージーランド政府奨励留学プログラムGame On English(英語教育&ラグビートレーニング)公式ページ

http://jtb-newzealand.com/myryugaku/?page_id=2794

(英語学習と一流ラグビートレーニングの合体型プログラム。スポーツ大国のニュージーランドでの英語の集中学習プログラムと専門的なスポーツ訓練を通して、スポーツを介した国際人育成を目的としている。)
※Game On English公式サイトに別ウィンドウで開きます。

⑤海外留学支援サイト

http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/oceania/newzealand/

※海外留学支援サイトに別ウィンドウで開きます。

⑥NEW ZEALAND NOW

http://www.newzealandnow.govt.nz/

※Working & Living in New Zealandのサイトに別ウィンドウで開きます。

取材協力) エデュケーション・ニュージーランド http://www.enz.govt.nz
※エデュケーション・ニュージーランドのサイトに別ウィンドウで開きます。

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