留学内容
ロレーヌ大学に11か月間の研究留学を行いました。指導教官であるマッシモ・ネスポロ教授は理論結晶学の大家であり、様々な論文を発表し、勉強会も各地で精力的に行っていることから、結晶学を学ぶにはこの上ない人物であることからもロレーヌ大学で研究したいと常々思っていました。ロレーヌ大学には2014年に一度留学しており、施設についてや街そのものについて事前に知っていることから研究に集中しやすいという条件もあり留学先の大学として最適だと思い、留学を決意しました。
留学期間中には結晶学の基礎の勉強を重点的に行った他、ネスポロ教授の指導のもと国際誌に日本で取っていたデータを議論、内容を検討して投稿をすることもできました。ロレーヌ大学での研究の他に、レンヌ大学の日本人研究者ともコンタクトを取り、レンヌ大学への研究室訪問やシンポジウムにも参加し、海外の研究者と議論を交わすことができました。
研究以外にも熊本のことや日本のことを現地の人に知ってほしいと思い、日本についてのプレゼンテーションを現地の日本語クラスでフランス語で行いました。なれないフランス語でしたが、なんとか発表もでき日本の文化を知ってもらうことができたと思います。熊本についても知ってもらえたと思います。