留学内容
奈良女子大学は2016年から、欧州原子核研究機構(CERN)で行われている、宇宙初期の状態や高温極限での物理の解明を目的とする実験に参加しています。そこで、私は同実験に参加しているLPSC研究所近辺に約6ヶ月間滞在し、現存の専門家から検出器の原理や機能、解析方法などを英語で教わりつつ、修士論文のテーマである検出器を使用したデータ解析を行いました。さらにCERNへも赴き、自身の研究に関する解析ワークショップや重要なミーティングに参加しました。また、地元にあるグルノーブル大学のテニスクラブ活動にも参加したり、休日にはグルノーブルや近辺の街にある美術館や博物館などへ積極的に赴きました。その結果、英語での最先端でレベルの高い議論やプレゼンテーションに慣れるだけではなく、スポーツを通した現地の学生との交流や芸術品などを通してグローバルな視野も獲得しました。