留学大図鑑 留学大図鑑

まづぽん

出身・在学高校:
香川県立高松高等学校
出身・在学校:
東京大学
出身・在学学部学科:
文学思想文化学科美学芸術学専修
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年11月20日 初回執筆日:2018年11月20日

アートと地域の繋がりを探る

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウォーリック大学人文学部美術史学科
  • イギリス
留学期間:
9ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,750,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<IELTS 7.5> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

文化政策が盛んなイギリスにおいて、地域の芸術ボランティア団体でボランティアし、地元の人とどのような繋がりを持ってアートが活用されているか探る。また、美術史についての知見を深める。

10-12月
一学期目ということで、大学での生活に慣れることに集中した。
ここで、長期休みに集中的にボランティアを行うのか、授業と並行して活動可能なのか考え、
比較的余裕があったため並行して行うことに決める。
12-2月
条件にあったボランティア先を探す。(出国前に変更が却下されたため、現地で探した)
2-4月
週1回、2ヶ月弱ボランティア先に通う。授業も並行して出席する。
4-6月
テスト期間を乗り越え、留学終了

留学の動機

アートが人や社会に与えるインパクトについて考えたいと思い美学芸術学を専攻している。一方で、専攻分野は哲学の一分野であるためどうしても抽象的なことについての議論が多くなる。アートそのものにより近づきたいと考え、西洋美術研究の本場であるイギリスへの留学を決めた。

成果

・美術史の流れについて、大学の芸術施設やロンドンの美術館の見学も含め、実物に触れながら学ぶことができた。
・地域の方々のメンタルヘルスを、アートの力でより良いものにして行こうというチャリティー団体で、展覧会準備や広報の仕事を手伝った。周りのボランティアより英語が話せない状態ではあったが、自分のできることを見つけて仕事を行っていくことができた。

ついた力

受容力

相手に期待しすぎない。飛行機が遅れて空港で一夜を明かす。出発前日深夜にユーロスターの運休連絡が来る。スーパーで野菜が日本ではありえないくらい痛んでいるものが売られている、など。
それは、全てそういうこととして、ある程度受け入れる!(しかない)
いかに日本社会が自分にも他人にも多くの項目においてクオリティの高さを要求しているかがわかった。

今後の展望

マイノリティや日々生きづらさを抱えている人に対してアートは何ができるかということを考えていきたい。ソーシャル・ビューなど、全ての人に開かれた鑑賞体験に関心がある。

留学スケジュール

2017年
10月~
2018年
6月

イギリス(コヴェントリ)

美術史学科にて正規学生とともに授業を受けた。
学科人数は少なく、一学年30人程度であったため、少人数できめ細やかな指導がなされていた。
イギリスの大学のIT環境は日本のものよりかなり発達しており、学内のインタラクティブマップも大学アプリで利用できた。

大学内の寮で生活していた。キッチンは8人で共同(男女半々ずつ)、お風呂・トイレは2人で共同(女子同士だったが、そうでない場合もあるらしい)。自分の部屋は与えられる。
生活におけるコミュニケーション量の多さに圧倒された。私が東京で一人暮らしをしていたからかもしれないが、空間に常に会話があることに驚いた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大学の夜の様子。冬は日が短い。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

大学1年の時も国際交流団体に所属していたが、英語への自信のなさも相まって、海外の大学生と表面的に仲良くなるしかできていなかった。しかし彼女とは、知り合ってなんども晩御飯を一緒に作ったり、旅行に行ったりして、日本人の友達ともなかなかできないようなことまで話し合えるようになった。私が初めて本当の意味の国際交流ができたと思えた人である。

その友達とロンドンに遊びに行った時の写真。

クレジットカードは複数枚持って行こう!

  • 生活 : お金

持っていったクレジットカード・デビットカード計3枚中2枚が不正利用に遭った。緊急再発行などしてもやはりカードが使えない期間は不安になるので、複数枚持って行った方が良い。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行ったからといって、わかりやすく進路や今のモヤモヤに答えが出ることはないかもしれないけど、
ヒントの種はたくさんあると思うので、
行かない後悔より、行く後悔の精神で、ぜひチャレンジしてみてください!