留学内容
前期半年間は、パリ・ラヴィレット建築大学にてScénographie(舞台芸術)の授業を通して、伝統的劇場建築の再利用について学んだ。
後期半年間は、ソーシャルハウジング(公営住宅)を多く手がけるAntonini Darmon architectes urbanistesにて実務経験を積みフランス住宅事情を学んだ。
一年間を通じて、フィールドワークを行い世界有数の多民族都市であるパリにおいて社会問題となっている路上生活する100人の移民の姿を採集、スケッチした。
最終更新日:2019年05月15日 初回執筆日:2019年05月15日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
前期半年間は、パリ・ラヴィレット建築大学にてScénographie(舞台芸術)の授業を通して、伝統的劇場建築の再利用について学んだ。
後期半年間は、ソーシャルハウジング(公営住宅)を多く手がけるAntonini Darmon architectes urbanistesにて実務経験を積みフランス住宅事情を学んだ。
一年間を通じて、フィールドワークを行い世界有数の多民族都市であるパリにおいて社会問題となっている路上生活する100人の移民の姿を採集、スケッチした。
フランスの哲学や映画、文学には、目的や結論を明確に示すのではなく、鑑賞者それぞれの中に芽生える様々な解釈を許容する寛容の美学があり、めまぐるしく価値観の多様化する現代を生き抜く上で学ぶべき物事の見方に強く興味を持った。
パリでの研究を通して、ある建築を考える前に、その建築ができることによってそこで生きる人々にどのような暮らしあるいは振る舞いをしてほしいのかを考え、また、このような生活スタイルがあるから、ではなくて建築家がこんな場所をデザインしたから人の生活が変わったといえる場所とは何かを考えることが重要だと再認識した。
寛容力
多様なバックグラウンドを持つ人々の多様な考え方を受け入れること。
奇抜な建物を追求する建築家のイメージを変える。「社会と繋がりを持つ建築家」を目指して、世界各国の建築設計活動を行い、暮らしの豊かさに貢献する。欧州で本物の古い建築に触れることのできた経験を活かして地域の歴史的文脈に根ざした、新しい建築を発想する。より一層、人々の多様化が進む未来の日本に求められる住宅を設計する。
2017年
9月~
2018年
2月
概要:Scénographie(舞台芸術)の授業を通して、伝統的劇場建築の再利用について学んだ。
経験:オペラやバレエ、演劇分野の発達するパリには劇場施設が数多くある。パリ市内の使われなくなった劇場を対象に、現地の学生とチームを組んで地域のコミュニティセンターとしてリノベーションする設計提案を考えた。
学び:チームメイトとのコミュニケーションを通して、日本ではプログラムなどのソフトデザインから考えていくことに比較して、フランスでは建物本体のハードデザインから考える教育を行なっていること。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2018年
3月~
2018年
9月
概要:ソーシャルハウジング(公営住宅)を多く手がけるAntonini Darmon architectes urbanistes
にて実務経験を積みフランス住宅事情を学んだ。
経験:「より良く、より速く、より経済的に」「品質、持続可能性、メンバーシップ」をモットーとしミニマムな設計を行う事務所。都市景観への配慮からインテリアよりもむしろエクステリアを重視し、様々な分野の専門家の合意形成を欠かさない設計の進め方を間近で見ることができた。
学び:長い時間をかけた合意形成のプロセスを通して住宅は地域に根ざした存在となっていく。また住宅だけでなく大学、オフィスの実務にも関わる中で、将来アパルトマンへの転用を見越した設計手法がフランスでは当たり前だと学んだ。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
アパルトマンが空き巣にあって周囲のあたたかさが身にしみた。
語学の取得はその国の文化の取得に等しく、なかなかうまくいかないことに悩んだが、ジェスチャーなど身振り手振りでとにかく意見を伝えることを努力した。
フランスへの留学ガイドを見る