留学内容
地元、大熊町の活性化のために、住みやすいまちランキングの上位に入るチェスターの魅力を探し、地元にも活かせるものを探す。原子力関係の企業の方にお話を聞いて、これからの原子力発電所と住民との関わり、合意形成について考える。
最終更新日:2020年06月10日 初回執筆日:2020年06月10日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<700> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<755> |
地元、大熊町の活性化のために、住みやすいまちランキングの上位に入るチェスターの魅力を探し、地元にも活かせるものを探す。原子力関係の企業の方にお話を聞いて、これからの原子力発電所と住民との関わり、合意形成について考える。
私の故郷は福島県大熊町である。トビタテ留学JAPAN高校生コースで、2015年に大震災が起きたネパールへボランティア留学+ネパールの復興状況について調査をした。その際にネパールの方から逆に「あなたのまちは復興しているの?」と聞かれ「『帰れないけど』復興している」と答えた。その「帰れないけど」という言葉にとても違和感を覚えた。故郷に帰りたいという気持ちでいっぱいになり、まちづくりを学ぶに至った。
チェスターはもちろん、リヴァプールやマンチェスター、ノースウェールズ、ロンドンへ行き、それぞれのまちの魅力は何なのかを自分なりに発見することができた。特にチェスターは大熊町と似通ったところがあり、大熊町のまちづくりに生かせるものをたくさん見つけられたと思う。またHylton Environment とNational Nuclear Laboratoryの社員の方と福島の問題について議論した。
立ち直り力
以前ネパールへ留学した時は「何で私はこんなにダメなんだろう」と落ち込み体調を崩すことが多かった。しかし、今回は「じゃあ、良くしていくにはこれからどうすればいいか」と気持ちの切り替えを素早くできるようになった。(留学中にこの力を身に着けることができたのは、留学前の国内インターンシップのおかげだと思う。)
正直に言うと、今大熊町のまちづくりのために自分に何ができるのか分からない。現段階で考えている範囲でいうと、まずは大学に編入し地域コミュニティやまちづくりについて学び、将来的には大熊町に戻ってきて直接まちづくりに関わっていきたいと考えている。
2019年
9月~
2019年
10月
チェスター、リヴァプール、マンチェスター、ノースウェールズ、ロンドンでそれぞれのまちの魅力探し(フィールドワーク)。チェスター、リヴァプール、マンチェスター、ノースウェールズへは友達と、ロンドンへは1人で行った。特にチェスターは人が温かかったり、マーケットがあったりと大熊町と似通った点がたくさんあり、まちづくりに生かせそうなものも見つけることができた。またHylton Environmental と National Nuclear Laboratory の社員の方と福島の問題やイギリスの原子力発電所関連企業の取り組みについて会議をした。イギリスが住民との合意形成をするためにどんな活動をしているのかを学ぶことができた。日本にも生かすべきことだと感じた。
学費:納入総額 220,000 円 |
住居費:月額 280,000 円 |
生活費:月額 10,000 円 |
項目:移動費(チェスター、リヴァプール、マンチェスターなど) 200,000 円 |
学費:納入総額 220,000 円 |
住居費:月額 280,000 円 |
生活費:月額 10,000 円 |
項目:移動費(チェスター、リヴァプール、マンチェスターなど) 200,000 円 |
私は今回の留学中、たくさんの温かい人たちに囲まれていた。ホームステイ先の家族は、積極的に話しかけてくれたり、私のプレゼンテーションの資料を見て訂正を手伝ってくれたり、より良いまちについて一緒に考えてくれたりした。語学学校でも、日本人が私一人で不安だったが、ランチや旅行に友達が誘ってくれた。Hylton Environmentalの代表のピーターさんは私のためにわざわざNational Nuclear Laboratoryの方とアポを取って会議を開いてくださった。感謝してもしきれない、大好きな人がたくさんできた。
私は出国する前は「休日のことはイギリスについてから考えても、まあ大丈夫でしょう」と何も計画せずにいた。しかし、いざ行ってみるとやることがなかったり、旅行に行くとしても直前でチケットを取ったりホテルを予約したりしたので、かなりお金がかかってしまった。また何もない休日こそ、もっと自主活動(フィールドワーク)などをしっかり行いたかったと思った。休日の予定もしっかりと立てたほうが留学生活を充実させることができると思う。
イギリスへの留学ガイドを見る