留学内容
「スコットランドにおけるLGBTフレンドリーな社会の在り方」をテーマにイギリス・スコットランドに留学をしてきました。聞き取り調査を中心としたフィールドワークとNGOでのボランティアを留学の軸とし、近年急速にLGBTフレンドリーな社会に発展した要因とコミュニティにおける支援体制の在り方を学んできました。
最終更新日:2020年11月09日 初回執筆日:2020年11月09日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
「スコットランドにおけるLGBTフレンドリーな社会の在り方」をテーマにイギリス・スコットランドに留学をしてきました。聞き取り調査を中心としたフィールドワークとNGOでのボランティアを留学の軸とし、近年急速にLGBTフレンドリーな社会に発展した要因とコミュニティにおける支援体制の在り方を学んできました。
ジェンダー・セクシュアリティに興味があり、ボランティアやサークルの立ち上げを通して活動していました。メディア等でLGBTQの存在は可視化されてきたものの、どこか違和感を感じていた際にスコットランドにおいてLGBT教育が義務化されたというニュースを目にしました。法や政策が整備されているスコットランドにおいてはどのような取り組みが行われているのかを知りたく、留学を決意しました。
コミュニティの面では、メンタルヘルスからスポーツまで細分化したサポート体制が整っていること及び政府との強い連携(定期的に開催される会議など)が強みとなっていることが明らかになりました。大学内の2月のLGBT HISTORY MONTHでは、大学間のソサイティ同士が連携をしてイベントを開催しています。また、高齢者(今よりも抑圧されてきた層)へのケアを手厚く行っていることが印象的でした。
粘り強く取り組む力
私が取り組んでいたことはセンシティブなトピックであるため、聞き取り調査の相手を現地で探す必要がありました。ボランティア先のNGOやその他の勉強会に足を運び、積極的にコミュニケーションをとりました。調査をする上でも、信頼関係を築かなければなりません。何気ない会話をしつつ、コツコツとコミュニケーションを重ねていくことで、自分の目的を達成できたと思います。
今後は4月から社会人として民間企業で働きます。直接的にはジェンダー・セクシュアリティと関係のない分野ですが、SDGs達成に力を入れている企業であるので、微力ながら関わっていきたいと考えています。ボランティア活動を続け、スコットランドで学んだコミュニティ支援の知識を活かしていきたいと考えています。
2019年
9月~
2020年
3月
エディンバラ大学の語学コースに通っていました。主に言語の英語の勉強をしつつ、大学の図書館での資料集めやサークル活動に参加をし、ジェンダー・セクシュアリティに関する知識を深めていました。当事者の学生への聞き取り調査も進めつつ、加えてエディンバラ大学の日本語学科のティーチングアシスタントも務め、スコットランドの文化への理解を深めるとともに日本を客観的に見つめなおす経験もしました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2020年
1月~
2020年
3月
スポーツを通じてLGBTQコミュニティをサポートするNGOと大学内の学生団体でのボランティア活動を行いました。主にイベントサポートを行い、ボーリング大会やフットサル大会、手話教室などのイベントの運営を行いました。日本においてコミュニティサポートを目的としたスポーツやダンスのイベントを経験したことがなかったので、全てが新鮮でした。しかし、ルールを知らないスポーツのイベントの補助をする際には単語がわからず、焦る場面や英語力は足りず、自分の役割を十分に全うできないことが何度かありました。。しかし、粘り強く参加し続けました。セクシュアリティに対しこれから理解を深めたい人々など包括的なサポートを行っていけると感じました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
ホストファミリーです。初めての中期の海外生活に加え、ボランティアと学校の課題、そして就活が重なり、いっぱいいっぱいだった時がありました。そんな時にも毎日毎日ギャグを言って笑わせてくれたり、帰宅するとチョコレートを沢山くれたり、さりげなく元気づけてくれました。
誕生日には当時現地で大人気だった「ライオンキング」のチケットをサプライズで取ってくれていたり、本当の家族のように接してくれました。コロナ渦で混乱していた時も、最後まで笑顔で送り出してくれたホストファミリーには感謝してもしきれないです。
「イギリスはご飯がまずいよ」と良く耳にしたことはありませんか?私もその覚悟で留学生活を迎えました(笑)しかし、スコットランドは美味しいものばかりでした。ハギスやクラナカン、フィッシュアンドチップスなどなど、、。食べることが好きなので、スコットランドならではの食文化に癒されていました。加えて、店員さんもフレンドリーな人ばかりで心も満たされていました。
「何とかなる」精神が見に着きました。留学前は「失敗したらどうしよう」というような漠然とした不安を抱くことが多く、思い切って流れに身をゆだねることが苦手でした。しかし、留学生活を通し、思い切って参加をしたイベントから思わぬ縁に出会ったり、異なった視点から物事を見つめなおすことが出来たり、後先ばかり気にしていても仕方がないことを実感しました。結果を良いものにするために、今自分の身の回りの環境を大切にする意識が見に着きました。
大学に入学した当初から、留学に行って海外で学びたいなあという気持ちはありましたが、経済的な負担が大きいことから両親に言い出せませんでした。その時に出会ったのがトビタテ留学JAPANです。実は1回選考に落ちているのですが、自分の専門性を深め、沢山の方々に協力をしていただき、再チャレンジをしました。手厚く費用面でのサポートしてくださる上に、様々な分野で活動をしている同世代の仲間に出会えました。
留学当初は自分の英語力に自身がなく、謝ってばかりいました。そんな中勉強会で職員さんから「第一言語が英語じゃないのだから間違えて当然だよ」と声をかけていただきました。その言葉に勇気付けられ、言葉以前に積極的に伝えようとする姿勢がコミュニケーションの上で大事であることを実感しました。もちろん英語の勉強にも力を入れていましたが、肩の力を入れすぎず、純粋に会話を楽しむ姿勢を意識していました。
両親は留学することに対しあまりいい顔をしていませんでした。説得する中でもトビタテの存在は大きかったと思います。奨学金という手段を得て、語学留学でなく、自分が海外に行ってまで何をしたいのかそして将来何を成し遂げたいのかをしっかりと話すことで両親の理解を得られることが出来ました。
イギリスへの留学ガイドを見る