留学大図鑑 留学大図鑑

たなかほ

出身・在学高校:
昭和学院秀英高等学校
出身・在学校:
千葉大学
出身・在学学部学科:
教育学部 小学校教員養成課程 総合教育選修
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日

日本のトップ企業を見る!海外インターン

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マラヤ大学、イオンマレーシア
  • マレーシア
  • クアラルンプール
留学期間:
1ヶ月
総費用:
200,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC560> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

マラヤ大学での語学、文化学習と、イオンマレーシアでのインターンシップを行った。大学に通っている期間は、現地の学生と同じように学生寮で生活し、大学内のカフェテリアで食事をとった。インターンシップ期間は、ビジネスホテルに滞在し、ショッピングセンターや町の飲食店で食事をすることが多かった。インターンシップでは、イオンマレーシアの本社で研修を受けたり、実際に店舗調査に行ったりした。そこでは、事務仕事やレジの仕事などを体験するのではなく、与えられたミッションに対し主体的に取り組み解決することが求めれた。これは、就職活動のために行われるインターンシップではなかなか経験できないものだと考える。また、現地のお客様やスタッフの人、またイオンマレーシアに日本から仕事に来ている方の話を伺うことができ、とても勉強になった。休日は、観光地に行き、直接文化に触れることができた。現地の学生が一緒に行動してくれたおかげで、買い物の仕方や電車の乗り方なども、すぐに覚えることができた。旅行とは違い、留学は楽しいことばかりではなく苦しいことや面倒くさいこともたくさんあるが、それを乗り越えて成長することができるのだと考える。

留学の動機

私がイオンマレーシアでの海外インターンに参加しようと考えた理由は2つある。第一に、ASEAN諸国の発達に興味があったからである。第二に、私は将来小売などのサービス業で仕事をしたいと考えているため、海外に進出し、日本でも成功をおさめているイオンについて、実際に仕事をしながら深く学びたいと考えたからである。

成果

海外でのサービス提供を考える際、インターネットや人から聞いた情報だけで判断するのではなく、必ず直接お客様の話を聞き、何を求められているのか深く考える必要があると、イオンでのインターンシップを通して学んだ。日本と海外では、環境も文化も考え方も異なる。それを決して忘れてはいけないのだと感じた。海外で仕事をする上で最も重要なのは、語学力ではなく、その国や地域のことを知ろうとする気持ちだと学んだ。

ついた力

発言力

自己主張が激しすぎるのは良くないが、効率良く画期的なアイデアを生み出すことができるのが発言の持つ力である。留学前は自分の意見を相手に伝えることができなかったが、グループのメンバーと市場調査や会議を重ねる中で、積極的に発言することができるようになった。その中で、グループで課題に取り組む以上、遠慮せずに考えたことや感じたことを言葉にすることは自分だけでなくチームのためにもなると学んだ。

今後の展望

将来、質の高いサービスを海外のお客様に提供する仕事をしたいと考える。日本人のために作られたサービスをただ輸出するのではなく、その国の人のためを思い作った、より良いサービスを提供していきたい。従って、現地の方の話を直接聞き、その国の文化や生活習慣にあったサービスについて考え、実践することを大切にしたい。そのために、学生の間に、語学勉強をすることはもちろん、社会や文化についても学んでいきたいと考える。

留学スケジュール

2016年
8月~
2016年
8月

マレーシア(クアラルンプール)

寮で生活をしながら、マラヤ大学で、英語やマレー語、文化を学んだ。英語は、1日4時間会話やビジネスメールの書き方など実践的な内容を学んだ。マレー語の授業は1日2時間あり、基本的な日常会話を中心に、マレー語の歌を歌ったり、買い物などのロールプレイを行ったりし、楽しみながら身につけることができた。放課後、授業で習ったことをいかして買い物をしたり、現地の人とコミュニケーションをとったりすることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

マラヤ大学の先生との記念写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

2016年
8月~
2016年
8月

マレーシア(クアラルンプール)

イオンマレーシアでのインターンシップに参加した。その際私たちは、イオンから「現地のお客様が抱える買い物に関する悩みを見つけ、イオンならではの方法で解決せよ」という課題を与えられていた。初めに会社で研修を受け、分析やプレゼンテーションの方法について学び、その後実際に現場へ行き、お客様の様子を観察した。どのような悩みを抱えているのか探し、イオンならではの方法、イオンらしさとは何か考えた。そして、どのような解決策があるのか、毎日グループで夜遅くまで議論した。自店舗調査だけでなく、他店舗調査も行い、イオンとの違いや、他店舗の良いところを見つけ、課題解決に役立てた。また、現地のお客様へ直接アンケートやインタビューを行い、お客様の生の声を聞くことができた。最後にプレゼンテーションを行い、論理的なものの考え方、効果的な発表の仕方を学ぶことができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

イオンマレーシア本社での会議の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学期間中、マラヤ大学の学生2人がバディとして私たちの生活をサポートしてくれた。1人は現地のインド系マレー人の男性、1人は中国から来た留学生の女性である。2人は、忙しい時期にも関わらず毎日私たちを様々な場所へ連れて行ってくれた。生活に必要なものをショッピングセンターに買いに行くために車を出してくれたり、日本人だけでは行きづらいローカルフードのお店も紹介してくれたりした。学校が休みの日も、一日中観光地を案内してくれた。おかげで私たちは、マレーシアを本当に満喫することができとても感謝している。日本とマレーシアは物価が全く異なるため、私たちにとっては安いと感じるものでも、バディの学生にとっては高価なものだったかもしれない。それでも彼らは毎日私たちを外に連れ出してくれた。自分たちの学校の課題知らない国で、生活することは容易ではない。私が病気になったときも病院に付き添ってくれて手続きを代わりにしてくれたこともあった。どうしていいかわからないとき、いつも助けてくれた。彼らがいたから私たちは安心して過ごすことができたのだろう。最後の日には手紙をくれて別れが本当に辛かった。帰国後も連絡を取り合っており、今でも大切な人たちである。

バディのアディ
バディのシンシン

緊急事態への備えは大切

  • 生活 : 病院

私は、留学期間中、胃腸炎のような症状を引き起こしてしまった。慣れない場所で疲れが溜まっていたのかもしれない。食事には気をつけていたし規則正しい生活はしていた。以前韓国旅行をした際にも体調を崩してしまったため、頭痛、腹痛、風邪などに備え数種類の薬を所持していた。しかし、マレーシアでの症状はわたしが持っていったどの薬にも当てはまらなかった。これは全く予期せぬ事態だった。結局、学内の病院に行き、薬を処方してもらった。ただでさえ具合が悪い時に、非母国語で症状を伝えることは非常に困難である。従って、あらかじめ予想される病気や症状、自分の身体のことを英語でメモしたものを携帯するべきである。また、海外保険に加入する場合、どうせ自分には関係ないだろうとは思わずに、よく書類に目を通しておくべきだろう。そして、体温計や薬などの基本的なものは必ず携帯するべきである。健康でなければせっかくの留学も楽しめなくなってしまうだろう。

留学で学んだことを将来に繋げる

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

今回のインターンシップで学んだ分析(PEST、SWOT)をいかして、業界研究、企業研究を行い、自分に合った就職先を見つけたい。そして、徹底的な自己分析を行い、さらに自分を向上させていきたい。また、留学を通して得たチャレンジ精神や根気を持ち続け、何事にもめげずに挑戦していきたい。今後も、社会や経済に目を向け、広い視野で物事を考えていけるようになれればと考える。海外で仕事をすることは、今の私にとって容易なことではないが、語学や政治、経済、文化など多角的に学び、将来世界で活躍する人になりたいと考える。

留学前にやっておけばよかったこと

留学前にやっておくべきだったと感じることは、マレーシアの文化や日本の文化について理解しておくことだ。モスクなどの宗教施設にも訪れたが、宗教や生活習慣に関する知識がもう少しあればもっと違った視点から見ることができ、より深い学びになったのではないかと考える。また、マレーシアで日本語や日本について聞かれることが多かった。やはり、自分の住む国についてきちんと説明できるようにしておくべきだと感じた。

留学を勧める・勧めない理由

留学に行くと、意識が変わるとよく言われるが、私もそう感じている。価値観が変わるとかそんな大それたことではなく、他国の文化や人と触れることで、好奇心や探究心が芽生える。ふとした疑問を考えるだけでも、文化や歴史を学ぶことができるだろう。そして何より、日本のみならず世界中に友達ができることはとても素敵なことだと私は考える。もっとコミュニケーションをとりたいと思うことは、語学力の向上にも繋がるだろう。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に興味を持っている人の中には、費用や語学の面で自分には無理なのではないかと、諦めてしまう人も多いだろう。しかし、英語が完璧に話せないからと留学をやめてしまうのはもったいない。ネイティヴではないのだから流暢に話すことができないのは当たり前で、相手だって留学生にそんなことを求めてはいない。留学で学ぶこと、得られることは非常に多く、人生をより豊かにしてくれる。みなさんにもぜひ留学してほしいと考える。