留学内容
私にとって、今回の留学の大きな目的の一つは研究と向き合うことでした。なので、修士論文にはとても真剣に取り組みました。私の研究テーマは「集団性と多様性に対する日本人中学校教師の信念と教育実践に関する研究」で、日本人の教師を対象に、日本の教育についての調査を行いました。本研究は、1年間の修士課程という短い研究期間であったことや、研究対象者が日本人の現職教員であったことが、研究を進める上で、大きな壁ではあったのですが、留学前から複数の計画を練って研究に取り組むことができたので、中身の深い研究が行えたと思います。指導教官の先生も、日本の教育現場の様子に大変興味を持ってくださり、指導のたびに充実した話し合いができ、博士課程進学への素地を築けた一年間でした。