留学内容
私は、コミュニティダンスを日本にもっと広めたいと考え大学院で研究をしています。そこで、このコミュニティダンスの発祥であるイギリスに、大学の交換留学と、ボランティア活動を組み合わせて留学をしました。University of Central Lancashireのダンスコースへの交換留学では、ただ踊る、創る、だけではなく、ダンスを伝えるファシリテイターとして学べる学科で、実際に小学校でのダンスセッションの実習や、パーキンソン患者の方とのダンスセッション、地元の子供を集めたダンスカンパニーとの作品作りなど、多くの実践の機会を得ました。コミュニティダンスをファシリテートするアーティストとして、セッションの作り方やファシリテーションスキルだけではなく、哲学やキャリアの歩み方などを学んできました。ボランティアでは、地元また英国全土でもさまざまな賞を獲得するDance Syndromeにて活動してきました。知的障がいのあるダンサーに向けた活動をを行い、毎週のセッションや、公演に共に参加しました。アーティストの手伝いや、単にダンサーとコミュニケーションをとること、そして修士課程の研究として参与観察と質問紙調査をさせていただきました。このように、知識を得て、それを実践し、自分なりに日本に持ち帰るということを達成したと今は思っています。