留学内容
ニュージーランドでは「現代の日本に必要な先住民族文化復興への取り組みとは」というテーマに着目し、約3週間のトビタテ留学を行いました。現地では語学学校に通いながら、放課後に探究活動に取り組みました。活動内容は、図書館や公園、博物館、美術館でのヒアリング調査や、オークランド大学マオリ学科の教授との対談などです。
最終更新日:2025年10月06日 初回執筆日:2025年10月06日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
ニュージーランドでは「現代の日本に必要な先住民族文化復興への取り組みとは」というテーマに着目し、約3週間のトビタテ留学を行いました。現地では語学学校に通いながら、放課後に探究活動に取り組みました。活動内容は、図書館や公園、博物館、美術館でのヒアリング調査や、オークランド大学マオリ学科の教授との対談などです。
小学校3年生の頃、当時通っていた塾の先生に「日本には文字を持たない民族がいるの、知ってた?」と言われ、衝撃を受け、そこで初めてアイヌ民族という存在を知りました。それ以来ずっとアイヌのことが大好きになり、自分で調べていくうちにアイヌ文化が年々失われている現実も知りました。そこで私はトビタテ留学を通し、海外での先住民族文化の継承を学ぶため、ニュージーランドに探究留学をしました。
今回の留学を通して、文化を継承するうえで大切なのは「子どもへの教育」だと感じました。実際のインタビューでは、高齢者より若者の方がマオリに詳しく、それが文化が途絶えない理由だと思いました。一方で、マオリの人々は「政府は協力的ではない」と主張するのに対し、ノンマオリは「現状に満足している」と語っており、その考え方の隔たりに驚きました。
自分で計画し実行できる行動力
行きたい国や滞在期間、目的を考えるだけでなく、それを実際に行動に移すことはとても大変でした。ですが、それらをやり遂げたことで、自分自身の成長を実感することができました。
今後は、この3週間で得た知識や学びを整理し、日本で一緒にアイヌ語を学ぶコミュニティや自分の学校、そしてお世話になったアイヌの方々に共有していきます。また、現在大学生の方々と取り組んでいる「マオリ語だけで話すテ・アタアランギ法」のアイヌ語版も、引き続き実践していきたいと思います。
2025年
7月~
2025年
8月
オークランドに来てまず最初に感じたのは、街中でマオリに関するものを見つけるのがとても簡単だということでした。
留学生活1週目は、初めての国でひとりぼっちだったこともあり、現地の生活に慣れたり人脈を作ったりすることを最優先にしていました。そうした中でも、通学で利用した公共バスではマオリ語と英語でアナウンスが流れるなど、日常生活の中で自然にマオリ文化を感じる場面があり、日本との大きな違いを感じました。
また、留学生活2週間目以降からは受け入れ先の語学学校に通いながら探究活動を毎日行いました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
「留学にトラブルはつきもの」と思っていたので、何があっても冷静に対応することを目標にしていました。ところが、出発当日の成田空港でニュージーランド入国に必要なビザを取得していないことに気づき、さすがに冷静ではいられませんでした。幸運にも、ビザはスマホのアプリから申請できたため、その場ですぐに手続きを行い、無事に入国することができました。
今回の留学で初めて語学学校に挑戦しましたが、英語力を伸ばしたい人にはあまり向かない環境だと感じました。私が行った時期は日本の夏休みで、団体の日本人学生も多く、日本語がよく聞こえてきました。英語をもっと使いたかった私にとっては少し残念な環境でした。もしこれから学生で外国語を身につけたいなら、現地の学校に通うことを強くお勧めします!
ニュージーランドへの留学ガイドを見る