留学内容
留学全体のテーマは、『英国で学ぶ緩和医療と社会的フレイルへの対応、そして食文化の発信!』です。
以下、3つに分けて具体的に説明します!
①将来、緩和医療にとって本当に大切なことがわかる専門医になるため、緩和ケア発祥の地・イギリスで
実際にホスピスへ赴いて、真の緩和ケアを学ぶ。
→ホスピスの様子はもちろん、そこで働く人々から医療を提供してもらう側の人々まで、あらゆるもの・ひとを観察、記録もしくはお話をして、イギリスの医療形態を知ることから始めた。英語の聞き取りは非常にハードだったけれど、具体的な成果としてわかったのは、病室への家族・ペットの付き添いは当たり前で、医療従事者の数も非常に多く、患者一人におけるケアの密度が非常に高かったこと。チーム医療が基本で、多くの職種が絶えず話をし、コミュニケーションが豊かだったこと。特に、医師だけでなく、各患者について記録するスタッフやアシスタント、研修医等までもが発言し、対等な立場で仕事をしている印象を受けた。おかげで、私が将来地元・鶴岡でつくっていきたい緩和ケアのイメージが明確になった。
②私が中学1年生の頃から続けている「コロナ禍中、地域高齢者はどのように過ごしていたか・コロナ禍後はどのように過ごしているか・高齢者がフレイル(社会的フレイル)状態に陥らないための交流方法について」の研究を、イギリスの緩和医療のマインドを活かして探究する。
→訪問したホスピスで働く方々(ドクター等)に今までの研究を見てもらい、研究についての見解を医師目線でお話してもらった(レコーダーを使いつつ)。この文章執筆中の2025年12月現在まだ分析・考察途中なので、興味のある方は私のインスタグラムまでアクセスしてもらえると、進捗状況や成果が更新されているかもしれません。ぜひ、見にきてくださいね!
③私の地元・山形県鶴岡市(ユネスコ食文化創造都市:2014年認定)を含む日本の食文化を、周りの人に知ってもらう。
→ホストファミリーには、抹茶ラテ、味噌汁、うどん等(ちょうど同い年の日本人ゲストがいて、一緒にクッキングした)をご馳走し、食文化について紹介したり、日本と英国の食の違いについて話し合ったりした。語学学校で出会った友達には、日本の市販のお菓子(煎餅、抹茶チョコレート、飴、おしどりミルクケーキ、じゃがりこ、ハイチュウ、ぷっちょ、グミ類等)をたくさん配り、そのお菓子や日本の食べ物の美味しさについて話をした。






