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最終更新日:2025年12月08日 初回執筆日:2025年12月08日

助産師になり、少子高齢化を止める?!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • wellington east girl’s college
  • ニュージーランド
  • ウェリントン
留学期間:
3カ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準2> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検2級>

留学内容

私には助産師になるという夢がある。親にとって世界で一番幸せな瞬間といっても過言ではない出産を支える助産師という仕事に強い憧れを持った。日本は少子高齢化などの問題に直面しており、出産できる施設が中山間地域では減少するなど、子どもを産める環境が少なくなっているのが現状だ。今、私は地域みらい留学という国内留学の制度を利用し、東京都から広島県北広島町の高校に進学し寮生活をしている。田舎に魅力を感じたことと人と違った新しい体験をしてみたいという思からだ。私が住んでいる芸北という町はは少子高齢化が深刻で高齢化率は50%を超え、子供を産める病院がない。出産、子育ての環境が整っていないことが人口流出の原因となっている。多くの危機的状況にあるが、田舎のすばらしさ、人の温かさ、伝統の継承などがあり、失ってはいけないと強く実感した。私はこのような地域でこそ、医師の指示がなくても分娩介助が可能な助産師の役割が重要と考える。そこで、助産師が主導となって行われている世界の取組について調べ、ニュージーランドの制度にとても興味を持った。この留学を通して世界の最先端を学び、日本の出産、助産師の在り方について新たな視点を取り入れ、北広島町のような全国の中山間地域の活性に貢献するために、私はこの留学に挑戦することを決めた。実際に現地のパホモフ由香さんという助産師さんに自ら連絡をとり1週間ほどインターンシップを行ったうえでLMC制度について学び、助産師が主導となることの重要性を学び、その後の2か月半ほどの学校生活でインタービューを行い多くのことを学んだ。

留学の動機

私には助産師になるという夢がある。助産師の可能性について、今住んでいる過疎化地域で見つけよりよいお産の実現、一人一人の意見を尊重した幸せな出産、子育ての実現のために学びたいと思ったことが動機だ。

成果

ニュージーランドの制度は中山間地域だけではなく日本の未来を変える手がかりになると今回の探究を通して実感した。また、ニュージーランドや日本だけに焦点を当てるのではなくもっと広い世界を見ていきたいと思う。そして日本はもちろん世界中の問題も解決できる手掛かりを見つけることが新たな夢になった。また、今回の留学で自分の語学力の低さを痛感したので世界中の人と意思疎通できるように語学を磨くことも今後の目標だ。

ついた力

行動、実行、探究力

自分自身で留学をするという大きな選択をすることは初めてで行動力が身につき、探究を通して様々な疑問が生まれ深い探究心も身につき、たくさんの情報をうまく活用できる情報リテラシー能力が向上した。

今後の展望

私の夢は一人一人の幸せなお産の実現である。だからこそ、病院がなく平等な医療制度や設備が充実していない中山間地域に貢献したい。田舎には、都会にはない素晴らしさがあり、魅力がある。それらを失わないために私は医療従事者、特に助産師として地域活性に携わっていきたい。また、日本人の病院出産が当たりという固定概念をなくし、一人一人の意見や意思をこれまで以上に尊重したお産の在り方を実現したい。

留学スケジュール

2025年
1月~
2025年
1月

ニュージーランド(ウェリントン)

私は実際に現地の助産師パホモフ由香さんのもとニュージーランドの助産師の仕事を学ばせていただき大きく3つのことを学びました。
1つ目は助産師の役割です。
すべての妊産婦が自分の選んだLMC(助産師など)から、産前・出産・産後の継続ケアを受けることができます。NZの助産師の仕事は日本の助産師と異なる点が多くあります。例えばNZでは助産師が薬を処方することができ、何か問題がない限り、すべて助産師だけで出産をすることができます。この制度が日本の医師不足という現状を解決できどこでも出産できる環境を作れると思いました。異常があった場合には助産師個人で病院と連携いているので何があっても対応できるようになっています。また、NZでは日本の助産院のように毎回同じ助産師さんなのでより信頼関係を築くことができます。深い信頼関係によるメリットはたくさんあることを学びました。

2つ目は助産師の仕事の流れです。
由香さんはクリニックを火曜日のみしていて、8時から18時ぐらいまでで予約がびっしりでした。話さなければならないことは一緒でも1人1人話し方を変えてみんなが相談しやすいよう工夫していました。クリニックでは笑顔が多かったのがとても印象的でした。また、私と同じで日本から助産師を目指してNZの大学に通っている女性に出会いました。その人もトビタテ留学Japanの方で由香さんの話が分からなかったらその女性に聞いたりして、色々学ぶことができました。クリニックがない日にはメールや電話での対応や入院している患者さんの病院に行ったり出産の対応をしたりしていてとても忙しそうでした。実際の患者さんのお話なども聞かせていただきました。本当に色々なことを学ぶことができました。

3つ目は色々な出産スタイルです。
NZの出産の制度では女性の意思が1番に尊重されるため多様な出産スタイルを実現することができます。NZでは妊娠、出産に関する費用はすべて無料なので日本のように受付がなくとても驚きました。お話を聞いた妊婦さんの中には、自宅で水中出産専用のプールで産むという人や自宅で産むホームバースという選択をする人もいました。すべて、妊婦さんの意見を1番に考えられているのがすごくいいシステムだと思いました。

何もかもが新鮮で様々な方々の支えのもととても深い学びを得ることができました。妊婦さんの意見や意思が尊重され、お産を楽しい経験にするとことが大切なのだと改めて実感しました。そして、出産という奇跡の瞬間に一番近くでサポートできる助産師という仕事に改めて憧れを持ちました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

水中出産の設備
クリニック
クリニック
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2025年
1月~
2025年
4月

ニュージーランド(ウェリントン)

千人規模の現地の女子校に通いながら探究活動をしていきました。授業は化学や生物、数学、体育、インターナショナルの英語、現地の英語の授業を履修していまいた。特に生物の授業では専門用語が多く、理解するので精一杯でした。現地の飛べない鳥について学び、とても難しかったのですがとても興味深かったです。体育の授業では、ラグビーをしたり、全く知らないスポーツをしたり、海沿いをランニングしたりして一番楽しい時間でした。
私はpoly clubといったマオリ(ニュージーランドの先住民)の伝統的な歌と儀式のようなことをするクラブにはいりました。マオリ語は日本のローマ字読みとほとんど一緒なので読む分には難しくないですが知らない単語だらけなので難しいです。ですが、すごく新鮮です。歌の練習や儀式の練習をしていました。
毎日ホームルームがあり、そこでクラスメートに平和についてのアンケートを実施しました。私が広島の高校に通っており、平和に関する探究を行っているので実施しました。学校全体でできたわけではないので人数は少ないのですが多文化な国だからこそ得られる考え方が見えました。
その他にも体育祭をしたり、海に泳ぎに行ったり、深さ20メートルの湖に飛び込んだり、ラグビーを見たり、おいしい食べ物を食べたり、フェスティバルに行ったり充実した生活でした。この経験でできた世界各国の友達に出産制度のお話を聞いたり、そのほかにも文化や言葉などたくさんの面白い話を聞かせてもらいました。また、スリランカ出身のホストファミリーにも出産のお話をきかせていただきました。様々な視点からお話を聞けてとても世界中の国にとても興味を持ちました。
一番興味を持ったのは私のフィリピンの友人の医療系の仕事を夢としている子から、フィリピンの出産について教えてもらったことで友人は医療環境が最悪と言っていました。調べたところ地方ではそのような状況がみられるらしいです。フィリピンには七千個以上の島があり、言語も180以上、存在するようです。地理的環境、経済格差が出産や育児に及ぼす影響などについて興味がわきました。
ニュージーランドや日本だけに焦点を当てるのではなくもっと広い世界を見ていきたいと思いました。そして日本はもちろん世界中の問題も解決できる手掛かりを見つけることが新たな夢になりました。また、今回の留学で自分の語学力の低さを痛感したので世界中の人と意思疎通できるように語学を磨くことも今後の目標です。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

学校
ポリクラブ
飛べない鳥
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

私のホストファミリーはスリランカの人でした。スリランカ料理が多く、いつの日かピーマンと思い食べたらししとうのような激辛なものを食べてしまい、本当に一大事でした。また、ご飯を手で食べるということ最初はすごく驚きました。ニュージーランドにはスリランカスクールがあったり、スリランカダンススクールもあったりします。スリランカのダンスを見せてもらったりして、本当に面白い経験をしました。そしてすごくスリランカに興味を持つきっかけになりました。
私のホストシスターは6歳の女の子で本当に困るほど元気です。ホストシスターは最初の数日間、緊張で一言も話してくれませんでしたが、折り紙をしようと言ったら一緒にやってくれてそっからホストファミリーとの距離が一気に近づき、毎日私の部屋に来てなんかしたいといいに来ました。大変なことも多かったのですが本当の姉妹のように楽しかった思い出でいっぱいです。シスターとはカレーやチョコバナナなどの料理やお菓子を作ったり、折り紙やミサンガをつくったり、シャボン玉やかくれんぼ、おままごと、お絵描きなどをしたりして遊んでいました。つらかった時にもいつも私と遊んでくれてとても大切な存在でした。

折り紙
おままごと
メッセージ

この国のことが、とても好きになった瞬間

海がきれいすぎるのと海沿いのカフェもおしゃれすぎました。カフェの町と呼ばれるほどおしゃれなカフェが多く、素敵でした。地平線が見え、ビーチ沿いベンチがあって時間がたっても飽きないほどの絶景で今後忘れることができないほどです。気温も日差しがさすと暑いのですが基本夏でも涼しく、快適で、沿岸沿いのランニングがとても爽快でした。

街並み
街中の演奏している人

ホームステイについて

  • 住まい探し : ホームステイ

心配事も多いと思います。私は、ホストファミリーの詳細が1週間前に教えられそれまでとても不安でした。私のホストファミリーの家はうまくバスが乗れたら40分ぐらいの場所で少し遠かったのです。実際は通学ラッシュの時間で遅延はもちろん、バス停に止まってくれない時もありましたのでかなり時間がかかりました。初日は遅刻してしまいましたが、その後はかなり早めのバスで行くようにしました。不安だらけだったのですが、わからなかったら勇気を出して聞くことを徹底してました。最初の登校日で先生にDO NOT PANICと言われていたので落ち着いて行動することができました。この考え方はとても大切だと思います。大変なことも多くありましたが、今ではそれもいい経験で、自分で行動することの大切さに改めて気づくことができたので、自分から行動する勇気が留学するうえで大切だと思います。

バス

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は単に語学を学ぶ、楽しい経験ができるだけではなく、自分視野の狭さを実感し、当たり前が当たり前ではないということに気づけたいり、苦しいことを乗り越えることができたり、臨機応変に物事に対応できる力が身についたり、重要な人生経験になるります。知ない世界に足を運ぶことは怖いかもしれないが足を運んだからこそ見える景色は想像を超えると思います。挑戦したい気持ちがあれば周りはサポートしてくれると思います。