留学内容
私は、今回の留学で「マレーシアのローカルマーケット」を視察してきました!
マレーシアは、マレー系、中華系、インド系などが共生しており、それだけでなく東南アジアの玄関として世界に広く開かれています。そんなマレーシアではどんな工夫を凝らして多民族受け入れのローカルマーケットを運営しているのか、日曜市とどんな違いがあり、お客さんはローカルマーケットの何に惹かれているのかなど、広い意味で「ローカルマーケットの在り方」を調査するために、今回の探究留学を行いました。より有意義な調査を行うために、「観光客向けがメインのローカルマーケット」と「地元客利用がメインのローカルマーケット」の二カ所を訪問し、比較を行いました。
その結果として、私は3つの発見をしました。
1つ目は、言語対応についてです。地元客向けのローカルマーケットでは、マレー語での表記がメインでしたが、観光客向けのローカルマーケットでは来訪客に合わせて「マレー語・英語・中国語」でメニューを表記していました。これは、無理に複数の言語に対応するのではなく、ニーズに合わせて言語表記をしていることをくみ取ることができました。
2つ目は、出店者の販売ジャンルの違いです。地元客向けのローカルマーケットでは「衣服・食べ物・野菜果物」がメインで販売されていましたが、観光客向けのローカルマーケットではほとんどが「食べ物」の出店でした。これにより、観光客が求める商品のジャンルが食べ物であることと、地元客は衣服なども強いニーズがあることがわかりました。
3つ目は、雨対策です。これは観光客向けのローカルマーケットでのお話ですが、いくつかのお店で雨具の販売がされているだけでなく、商品が雨に濡れてしまわないようなシートを使うなど、出店者の工夫が見られました。これは、毎日のようにスコールが降るマレーシアならではの知恵であり、雨天時には著しく来訪者が減少する日曜市にも転用できるのではないかと思いました。






