留学内容
本留学では、「AIや最新の解析技術を駆使して、新たながん治療につながる研究ができる研究者になること、そして世界で活躍する研究者とのつながりを築くこと」をテーマに、英国ケンブリッジ大学のRaza Ali研究室に約6か月間滞在しました。
がんは、同じ種類でも患者さんによって性質や治療への反応が異なります。その違いを理解して創薬へと結びつけるには、がん細胞だけでなく、周囲にどのような免疫細胞がいるのか、どのような遺伝子が働いているのかなど、さまざまな情報を組み合わせて捉えることが重要だと考えました。そこで、約5,000検体の乳がん組織を対象に、「どのような細胞が、どこに、どのような状態で存在しているのか」を調べる最新の空間解析技術を学び、がん細胞と免疫細胞の関係や治療後の経過との関連を解析しました。
また、異なる専門を持つ研究者との交流にも積極的に参加しました。留学先では毎週金曜日の夜に研究所内に一時的なパブが開かれ、AI・データ解析、免疫、遺伝学、細胞老化など、世界トップレベルの研究者と気軽に議論できる環境がありました。こうした交流を通じて、新たな研究の視点や解析方法を学ぶとともに、今後の研究につながる国際的なネットワークを築くことができました。







