留学内容
今回の留学では、「地域の人々に寄り添える技術者」への第一歩として、途上国地方部への電力供給の現場を知ることをテーマとした。途上国地方部には、遠隔地であるため電力供給が難しく、電化率が低いという問題がある。今回はこの問題に取り組んでいるラボに滞在し、電化プロジェクトに参加した。
具体的には、修士学位取得のための講義を受けながらラボに所属し、そのラボのプロジェクトとして地方への電力供給に向かうという体制をとった。これにより、講義や研究を通して経済・環境的側面を学び、プロジェクトを通して社会的側面(住民のニーズなど)を知るという計画でテーマの実現を目指した。結果、講義では経済や法制度の知識を深め、研究では環境的側面の最先端の知識や研究スキルを得ることができた。その成果として派遣先大学の単位取得及び修士論文の提出は完了し、現在投稿論文の執筆を行っている。また、プロジェクトでは実際の設備導入に必要な知識と経験を得るとともに、住民や関連するステークホルダーの考えを学ぶことができた。
これらの当初予定していた活動に加えて、ラボ内で産学連携のEV(電気自動車)蓄電池の再利用プロジェクトに参加し、コアメンバーとして実験・調査とイベントでの広報を行った。結果として、大学構内でのプロジェクトを技術部門のリーダーとして完遂し、帰国後に行われるEV蓄電池を利用した地方電化プロジェクトの基幹設計にも携わることが出来た。また、こうしてラボ内で得た知識や技術をもとに他の学生と積極的に議論を行い、今後の研究に繋がる国際的なネットワークを構築できた。







