留学大図鑑 留学大図鑑

栗林 輝(Hikaru Kuribayashi)

出身・在学高校:
市立札幌開成中等教育学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:
特定非営利法人SETB

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最終更新日:2024年12月12日 初回執筆日:2024年12月12日

旅あり人あり涙あり!マレーシアで3ヶ月!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学研修、大学研修、現地高校
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マラヤ大学(Universiti Malaya)、現地高校、語学学校
  • マレーシア
  • クアラルンプール
留学期間:
3ヶ月(82日間)
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 510,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準一級> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

マレーシアのクアラルンプールへ「札幌の魅力を世界に発信し、世界中の人々と街を繋ぐ Web プラットフォームを創る」というテーマのもと、約3ヶ月間の留学を行いました。初めに2週間程度、語学学校で英語やマレー語を学習した後、マラヤ大学(UM)のサマープログラムに参加しました。その後、マレーシア現地のインターナショナルスクールに参加し、A-Levels(大学入学国際資格)のコースを履修しました。留学当初は不安も多くありましたが、想像を超える数々の出会いや貴重な機会に恵まれ、自身の視野を大きく広げることができただけではなく、コミュニケーション力や主体性を大きく成長させることができました。

留学の動機

私は自然とプログラミングが大好きです。北海道育ちということもあり、「フリーライド」と呼ばれるスノーボードの競技に取り組む一方で、中学生では友人とともに、Web上で学習サービスを提供するNPO法人「SETB」を立ち上げました。これらの経験を通じて自然とITについて多くの知見を増やしたいと思うようになり、近年IT産業が盛んで、世界有数の熱帯雨林を有するマレーシアに留学をすることを決意しました。

成果

語学学校、大学、現地高校で出会った友人たちに「マレーシア人図鑑」という動画形式でインタビューを行い、札幌に対する印象などを調査しました。また、マレーシアの歴史、テクノロジー、文化に関する講義を受講し、博物館や熱帯雨林にも訪れました。また、自作ブログ「Hikablog」を通じてWebを通じた発信活動も行いました。日常生活の中でも友達とのコミュニケーションの中で多くの気づきを得ることができました。

ついた力

大変な時でも感謝しながら楽しめる力

留学中、日本の高校の課題や研究レポートなどの締切が重なってしまい、時間的にも精神的にも大きなプレッシャーでした。最終的には発疹が出てしまい、友達に病院に運んでもらうことに...ですが、友達と話したり、励ましてもらったりする中で、辛い時も楽しく、明るく、感謝して毎日過ごすことの重要性に気付かされました。今では身につけたマレーシアマインドを用いて、困難も楽しく乗り越えられるようになりました。

今後の展望

今後は探究活動を通じて得た様々な学びを活かし、札幌に訪れたいと感じている方々の助けになるようなWebコンテンツの制作や、ブログを通じた情報発信を行っていきたいと考えています。今回の留学ではマレーシア人だけではなく、ヨーロッパやアフリカなど、様々な国の方と交流を深めることができましたが、多くの方が日本に興味を持っていることに驚きました。この知見を活かし、高校卒業後も国際的な舞台で活躍したいです。

留学スケジュール

2024年
7月~
2024年
8月

マレーシア(語学学校(プタリン・ジャヤ))

留学開始からの2週間と、大学プログラムから現地高校が始まるまでの2週間の合計4週間、マレーシア南部のプタリン・ジャヤにある語学学校に通いました。語学学校では英語の授業だけではなく、後の大学・現地高校でより深くコミュニケーションを取るために、マレー語も学習しました。授業は朝の9時頃から始まり、午後の4時頃に終わります。週末などは時間が取れたため、熱帯雨林や都市部など、多くの場所に訪れることができました。また、授業がある平日でも、近くのショッピングモールやレストランを巡って美味しいご飯をたくさん食べることができました。マレーシアは物価が安い上、料理が非常に美味しいため、留学中の大きな支えとなりました。東アジアや中東からの生徒が多く、最初は話しかけることに多少抵抗がありましたが、最終的には交友関係を深めることができました。滞在中の宿泊先は語学学校に隣接するホテルに宿泊しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

語学学校で出会った友達。とても優しく、楽しかったです!
念願の熱帯雨林散策!迫力満点でした。
お世話になった語学学校の先生方とのワンショット。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2024年
7月~
2024年
8月

マレーシア(マラヤ大学(クアラルンプール))

10日間程度、マレーシア最高峰の大学である、マラヤ大学のサマープログラムに参加しました。本来は大学生対象のプログラムでしたが、担当の方に熱意をメールで伝えたところ、特別に参加させていただくことができました。プログラムのテーマは、「Global Citizenship: Embracing Diversity, Fostering Sustainability」というもので、「持続可能性と社会発展の障壁となる課題の比較と区別」、「未来の持続可能な実践としての技術とデジタルイノベーションの利点の特定」、「現代の社会的・発展的課題への多様なグローバル対応の探求」の3つについて探求しました。自分の探求テーマとピッタリ一致していたこともあり、非常に有意義な学びを得ることができました。講義を受けるだけではなく、色々な場所に旅をしたり、博物館を訪れたり、クルージングをしたりなど、人生でも一番と言って良いほど、密で楽しい時間を過ごすことができましった。宿泊先のホテルに帰った後も、みんなで都市部を探検したり、美味しいものを食べたりなど、常に刺激的な日々でした。最年少でしたが、みんなが優しく接してくれた為、困難なく過ごすことができました。最終日に行われたお別れパーティーでは、色々な国の方とチームを組み、協力して作った巨大折り鶴を用いて、文化の融合をテーマにアンバサダー活動も行うことができました。様々な国の方々と沢山話し、仲を深めることができた最高の10日間でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

様々な国の方と密で楽しい日々を過ごすことができました。
マラッカのナイトマーケット。忘れられない思い出。
最終日のパーティーで発表した時の様子。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2024年
8月~
2024年
10月

マレーシア(現地高校(クアラルンプール))

同年代の方々と深く交流し、文化的多様性について理解を深めるために、現地の大学附属私立高校に行きました。今回は特別に、大学進学に使うことができる国際資格である、「A-Levels」の取得を目指すコースに参加させていただくことができました。今回は学生寮で生活したため、授業が終わった後は、みんなでバドミントンをして遊んだり、雑談をしたりなど、非常に濃く楽しい時間を過ごすことができました。バドミントンが非常に楽しく、友達とラケットを買いに町中を冒険したり、バドミントンクラブに入って練習したり、トーナメントに参加して準優勝をすることもできました。授業自体はA-Levelsということもあり、非常に難易度が高かったですが、友達が親身に教えてくださり、楽しく乗り切ることができました。留学当初は仲良くなることができるか不安がありましたが、最終的には、別れる時には涙が止まらないくらい、強い絆を作ることができました。自分の価値観や視野が大きく広がった、貴重な日々でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

授業の様子。非常に広くて立派な校舎でした!
友達とのワンショット。非常に楽しかったです!
休日にはみんなでお寿司を食べに行ったりしました。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

マレーシアはとにかくご飯が美味しいです!マレーシアは、マレー系、中華系、インド系の3つの人種が共存している多民族国家あるため、マレー料理だけではなく、中華料理やインド料理も楽しむことができます。おまけに、物価は日本の半分程度なので、気兼ね無くご飯をEnjoyすることができます。僕の特にお気に入りのご飯は、「Kueitiau Kungfu(クエティアウ・クンフー)」です。マラヤ大学で仲良くなったマレー人の方からお勧めされて食べた時から、毎日のように食べていました。他にも、ナシゴレンやナシレマなどと言ったご飯ものや、ココナッツベースのお菓子など、多種多様なご飯が沢山あります!ぜひマレーシアに訪れた際は挑戦してみて下さい!

Kueitiau Kungfu。今すぐにでも食べたい!
マラヤ大学プログラムの友達と食べに行きました。
高等教育省に訪れた際に出されたお菓子。非常に美味でした。

度重なる提出物の締切!

私が通っている日本の高校の研究論文の提出だけではなく、次年度の進学に関わる選抜試験、個人的に行っている研究活動(UTokyoGSC)の提出など、重たい提出物の締切が同時に重なってしまい、非常に大変でした。「留学で一番大変だったことは?」と聞かれたら、おそらく「日本から持ってきた課題」と答えます。留学中の緊張感も相まって、精神的にも大きなプレッシャーになりました。ですが、友達が励ましてくれたり、手伝ってくれたおかげで、なんとか乗り切ることができました。これから留学に行くみなさんは、できるだけ課題を終わらせてから行きましょう!

友達が課題を手伝ってくれました。夜の3時に積分!
毎日のバドミントンは大きなリフレッシュになりました。
寮の窓から見える景色で気持ちをリラックス!

感謝してもしきれない、記憶に残る大切なエピソード

今回の留学では、本当にいろいろな方々にお世話になりました。思い返せば沢山のエピソードが脳裏に浮かんできます。プログラムでいただいた記念品は今でも大切にしています。

KLタワー最上部で撮った一枚。最高の思い出です。
今でも大切にしているマラヤ大学でもらった品々。
友達がメッセージと共にプレゼントを用意してくれました。涙..

他の人のアドバイスは素直に聞くことが大切

  • 周囲の説得 : 家族

留学先の国を決めるに当たって、当初マレーシアは自分の中の選択肢としては低く、スノーボード留学という形で西洋諸国への留学も検討していました。ですが、親のアドバイスにより、マレーシア留学へと変更することにしました。最初はマレーシアに対して「英語が通じないのでは」、「発展途上国の部類に入るのでは」など、大きな偏見やバイアスがありましたが、実際に留学をしてみると、自分が持っているイメージが大きく変わりました。自分の意見を深めることも大切ですが、周りの人の意見も取り入れることの重要性にも気づきました。

とてもハイテクな自動運転の電車
信じられないほど綺麗な鳥たち
綺麗で神秘的なイスラームアート

あって損はなし!英語力について

  • 語学力 : 英語

マレーシアは英語が第一言語ではなく、第二言語ですが、殆どの人が流暢に英語を話すことができます。学校内でも殆どの会話が英語でしたが、テンポ良く会話に参加することが難しかったです。私は準一級を取得してから留学に挑みましたが、実際の会話となると、即座に単語が思い浮かばず、何度もリズムを崩してしまいました。ですが、勇気を出して使っていくうちに、段々と自信がつき、留学を終える頃にはかなり英語力を向上させることができました。私はマレー語を勉強してからマレーシアに行ったため、マレー語を使って場を和ませたり、笑いを取ることもできました。語学力は鍛えて損なし!です。

手を伸ばして友達にアラビア語も教えてもらいました。
マレーシア人図鑑撮影の様子。全て英語です!

最高に楽しかった学生寮生活

  • 住まい探し : 学生寮

私は今回の留学ではホームステイを使わず、学生寮で生活を行いました。24時間学校の友達と話すことができたため、語学力が向上しただけではなく、沢山遊んだり、コミュニティーの一員として自己管理をする力を向上させることができました。寮は大学の中に位置していたため、治安の面でも、施設の面でも安心して過ごすことができました。

寮の共同スペース。広くて綺麗な寮でした。
近くにはレストランもあり、美味しいご飯も食べれました。
夜は寮の友達と先生と一緒にレストランに行ったりしました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は自分の価値観を広げ、沢山の経験を積むことができる絶好の機会です!留学中の82日間、毎日書いた記事をブログに投稿してあるので、もし良ければ参考にして下さい!(url:hikaruk.me)世界にトビタテ!高校生!